2024年10月26日(土)〜11月24日(日)、茨城県笠間市の笠間稲荷神社などで『第117回笠間の菊まつり』が開催されます。明治41年に創始されたという歴史ある菊まつりで、「日本最古の菊まつり」といわれています。期間中には『菊花品評会』や流鏑馬(やぶさめ)、笠間洗心館演武の奉納が行なわれます。
菊の展示のほか『アンブレラスカイ』、『絵馬殿和傘アート』も
笠間稲荷神社をメイン会場に、立ち菊、懸崖菊、千輪咲き、古典菊、盆栽菊など、多種多様で色鮮やかな菊の花を楽しむことができます。
境内では笠間稲荷農園部や県内外の菊愛好家が丹精込めて育てた菊5000鉢を展示、茨城県菊花連盟による『菊花品評会』も行なわれます。
高さ10mの大鳥居を抜けた先には、和傘が上空に広がる『アンブレラスカイ』、絵馬殿では『絵馬殿和傘アート』があり、SNSでも人気です。
手水鉢も菊花を浮かべた「菊花手水舎」に変身(菊花入れ替えの場合には、花が浮かんでいないことも)。
笠間稲荷神社では「菊まつりの御朱印」、「菊の御朱印帳」も用意されています(準備した数がなくなり次第終了)。
流鏑馬(やぶさめ)の奉納は11月3日(日・祝)10:00〜、14:00〜。
日本最古の菊まつり
『笠間の菊まつり』は日本で最も古い菊の祭典で、笠間稲荷神社を中心に行なわれています。
明治41年に当時の宮司・塙嘉一郎(はなわかいちろう)が、日露戦争によって荒廃した人々の気持ちが和むようにと、笠間稲荷神社に農園部を創始し、同年に創始された『献穀献繭祭』(けんこくけんけんさい=その年に収穫できた穀類や繭を神々に供え収獲を感謝する祭儀)で菊花を展示。
すでに朝顔の展示会がありましたが、それが発展して『献穀献繭祭』に合わせて菊の展示が始められたのです。
茨城県の秋を代表する催事である『笠間の菊まつり』ですが、当初は『笠間稲荷の菊まつり』だったもの。
大正2年からは『笠間稲荷神社全国菊花品評会』も開催されるようになり、その後、市民が参加して創りあげる一大催事に発展拡大し、『笠間の菊まつり』と改称されたのです。
第117回笠間の菊まつり|2024 | |
開催日時 | 2024年10月26日(土)〜11月24日(日) |
所在地 | 茨城県笠間市笠間1 |
場所 | 笠間稲荷神社ほか |
関連HP | 笠間観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR笠間駅から徒歩20分 |
ドライブで | 北関東自動車道友部ICから約6km、笠間西ICを利用 |
駐車場 | 100台/菊祭り期間中の土・日曜は有料 |
問い合わせ | 笠間の菊まつり連絡協議会事務局(笠間市観光課内)TEL:0296-77-1101 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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