香取神宮『御田植祭』

香取神宮『御田植祭』

4月第1土曜・その翌日13:00〜、千葉県香取市の香取神宮で『御田植祭』が執り行なわれます。その年の五穀豊穣を祈る『御田植祭』は、通称「かとりまち」ともいわれ、住吉大社(大阪市)の『住吉の御田植』、伊雑宮(いざわのみや/志摩市)の『磯部の御神田』と並んで「日本三大御田植祭」のひとつで、香取神宮の大祭。

「日本三大御田植祭」に数えられる香取神宮の大祭

史料によると明徳2年(1391年)には、既に行なわれていたことがわかっています。
初日(4月第1土曜)13:00〜の『耕田式』、翌日13:00〜の『田植式』と2日間にわたって行なわれます。

『耕田式』は、拝殿前において鎌・鍬・鋤・牛を使って田植え前の田んぼを耕す風景を模した儀式と、8人の稚児による田舞や早乙女手代による植初め行事が奏されます。

『田植式』では、稚児や神職等が参道から御神田へと向かい、早乙女手代が田植え歌を唄いながら苗を植える姿を見ることができます。
『御田植祭』は例年桜の見頃と重なり、境内は桜に包まれ、祭りに一層の彩りを添えます。

香取神宮『御田植祭』|香取市
開催日時4月第1土曜・その翌日13:00〜
所在地千葉県香取市香取1697
場所香取神宮
関連HP香取神宮公式ホームページ
電車・バスでJR香取駅から徒歩25分
ドライブで東関東自動車道佐原香取ICから約1.6km
駐車場300台/無料
問い合わせ香取神宮社務所 TEL:0478-57-3211/FAX:0478-57-3214
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本三大御田植祭

日本三大御田植祭とは!?

牛の代掻き(しろかき=水を張った田の土を撹拌する作業)、早乙女(さおとめ)による田植えなど、農作業の工程を模擬的に演じ豊作を祈念する神事が『御田植祭』。伊勢神宮、多賀大社などの寺社や皇室の領田などで伝えられる行事で、香取神宮(千葉県香取市)

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香取神宮

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