川越まつり|2023

川越まつり

2023年10月14日(土)〜10月15日(日)、埼玉県川越市で『川越まつり』を開催。川越の総鎮守である川越氷川神社の祭礼で、江戸で行なわれていた「天下祭」の様式を今に伝える貴重な都市型の祭礼。「川越氷川祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

「小江戸」川越最大の祭礼

川越まつり
川越氷川神社の神輿が渡御する『神幸祭』
川越まつり

慶安元年(1648年)に鎮守の川越氷川神社の祭礼に、時の藩主・松平信綱(まつだいらのぶつな=第4代将軍・徳川家綱を補佐するなど、幕府の要職に就いていました)が神輿、獅子頭、太鼓を寄付し、祭礼を奨励したことが始まり。
慶安4年(1651年)、華麗な行列が氏子域の町々を巡行するようになり、元禄11年(1698年)、江戸の「天下祭」(江戸の総鎮守・神田明神の『神田祭』、徳川家の産土神・山王権現の『山王祭』)などの祭礼に倣って踊り屋台(街を引き回しながら、上で踊りをおどる屋台=当時の江戸の祭礼の花形)を披露しています。

その後、江戸と結ぶ新河岸川の舟運で「小江戸」と呼ばれるまでに発展を遂げ、「小江戸」を代表する文化的な祭礼が江戸の風流、風俗を取り入れながら今に至る『川越まつり』ということに。
川越氷川神社が斎行する『例大祭』(初日)、翌日に行なわれる『神幸祭』そして『山車行事』(祭礼行事)の総称が、『川越まつり』です。

現代の祭礼儀式、しきたりも、江戸時代後期、文化・文政年間(1804年~1830年)の申し合わせが基礎となっています。

例年100万人もの見物客が集まるビッグイベントで(川越市の人口は36万人ほど)、豪華絢爛の山車が曳き回され、山車がすれ違う時に「曳っかわせ」は必見です。

昼は「山車巡行」、川越氷川神社の神輿が渡御する『神幸祭』に山車が随行する様子や一度にたくさんの山車を見ることのできる「山車揃え」、夜は山車同士を向かい合わせてお囃子を打ち鳴らし合う、夜の「曳っかわせ」に注目です。

宵山は初日の18:00~19:00頃で、山車に提灯が灯り、居囃子を披露します。
また鳶職人(とびしょくにん)の妙技が披露される『鳶のはしご乗り』も宵山の行事。
氷川神社の神々が神輿に乗って市内を巡行する『神幸祭』は翌日の午前中で、午後は市役所前を山車が巡行。

例年、J:COMチャンネル(地デジ11チャンネル=地上デジタル対応テレビでコミュニティチャンネル)による生中継も行なわれています。

川越まつり|2023
開催日時 2023年10月14日(土)〜10月15日(日)
所在地 埼玉県川越市宮下町2-11-3
場所 川越氷川神社・川越市中心街
関連HP 川越まつり公式ホームページ
電車・バスで JR・東武川越駅、西武本川越駅から徒歩10〜25分
ドライブで 関越自動車道川越ICから約4km
駐車場 8:30~ 22:00に臨時駐車場(市民グランド/190台、旧川越保健所跡地/100台、月越小/120台、富士見中/100台、仙波小/70台、川越第一中/160台、小仙波/150台)を開設
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
川越まつり会館

川越まつり会館

埼玉県川越市にある川越市立のミュージアムが川越まつり会館。江戸時代に始まり、美しい山車で知られる国の重要無形民俗文化財『川越まつり』(『川越氷川祭』/10月第3土・日曜)を紹介するミュージアムです。「蔵造の町並み」のなかに位置し、建物も大壁

 

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