埼玉県五大名城とは!?

埼玉県五大名城

埼玉県内には日本100名城に選定される、鉢形城(寄居町)、川越城(川越市)、続日本100名城に選定の忍城(おしじょう=映画『のぼうの城』舞台)、そして戦国時代の遺構が残り比企城館跡群として国の史跡に指定される杉山城、菅谷館があり、それが埼玉県五大名城です。

鉢形城|日本100名城

所在地:埼玉県大里郡寄居町鉢形2496
築城年:
文明8年(1476年)
築城者:
関東管領山内上杉氏(やまのうちうえすぎし)の家臣・長尾景春
主な城主:
上杉憲寛、上杉憲政、北条氏邦
史跡:
国の史跡
遺構:
本曲輪、二の曲輪、三の曲輪、笹曲輪などの曲輪、土塁、壕が現存
備考:
戦国時代の築城技術を今に伝える石積み土塁や四脚門、池などを復元
外曲輪の一角にガイダンス施設である「鉢形城歴史館」が

鉢形城

埼玉県大里郡寄居町にある中世の城跡。荒川と深沢川の合流地点の断崖上という天然の要害を活かし、1476(文明8)年、関東管領山内上杉氏(やまのうちうえすぎし)の家臣・長尾景春が築城。武田信玄、上杉謙信との攻防もあった城は、往時の姿を残し、国の

川越城|日本100名城

所在地:埼玉県川越市郭町2-13-1
築城年:
長禄元年(1457年)
築城者:
上杉持朝(建築に携わったのは太田道真、太田道灌父子)
主な城主:
太田道真、太田道灌、北条氏綱、酒井重忠、松平信綱
史跡:
埼玉県の史跡
文化財:
本丸御殿の一部(大広間と玄関)が現存
備考:
関東七名城のひとつ

川越城

扇谷上杉氏が古河公方(足利氏)に対抗する足利氏の本城として1457(長禄元)年、上杉持朝(うえすぎもちとも)が太田道真、太田道灌父子に命じて築城した平山城。江戸時代には川越藩の藩庁となっています。明治6年の廃城令で建物は破却されましたが本丸

川越城本丸御殿

川越城本丸御殿

関東七名城、日本100名城に選定される川越城。現存する川越城本丸御殿は、二の丸にあった御殿が幕末の弘化3年(1846年) に焼失したため、嘉永元年(1848年)、松平斉典(まつだいら なりつね)が再建したもので、その一部として大玄関・大広間

忍城|続日本100名城

所在地:埼玉県行田市本丸
築城年:
文明年間(1469年~1487年)
築城者:
成田親泰(なりたあきやす)
主な城主:
成田長親(映画『のぼうの城』主人公)、家康の四男・松平忠吉、阿部忠秋
史跡:
埼玉県の史跡
遺構:
東京電力変電所南側と東照宮西側には土塁の一部が現存、水城公園は、忍城の外堀跡を整備した公園
備考:
本丸跡に行田市郷土博物館・忍城御三階櫓が建っています
関東七名城のひとつ

忍城跡

和田竜の歴史小説を映画化した映画『のぼうの城』(主演:野村萬斎、監督:犬童一心・樋口真嗣)で一躍有名になった石田三成と、忍城代・成田長親(なりたながちか)の忍城攻防戦。籠城を決め込む忍城に対し、三成は水攻めを試みるも・・・という物語です。舞

杉山城|続日本100名城

所在地:埼玉県比企郡嵐山町杉山605
築城年:
15世紀末頃
築城者:
山内上杉氏
主な城主:
山内上杉氏
史跡:
国の史跡(比企城館跡群)
遺構:
本郭、二の郭、三の郭、外郭(そとぐるわ)、馬出郭(うまだしぐるわ)などが現存
備考:
本郭から15世紀末〜16世紀初頭の瀬戸美濃産陶器、常滑産陶器など3759点の遺物が出土

杉山城

杉山城

埼玉県比企郡嵐山町にある中世の山城が杉山城。菅谷館(嵐山町)、松山城(吉見町)、小倉城(ときがわ町・嵐山町・小川町)とともに比企城館跡群として国の史跡に指定されるほか、続日本100名城にも選定。山内上杉氏が扇谷上杉氏に対抗して築城したものと

菅谷館|続日本100名城

所在地:埼玉県比企郡嵐山町菅谷
築城年:
平安時代末期頃
築城者:
鎌倉幕府の御家人・畠山重忠(はたけやましげただ)
主な城主:
畠山重忠、
史跡:
国の史跡(比企城館跡)
遺構:
本郭(ほんぐるわ)、二ノ郭、三ノ郭、西ノ郭、土塁と空堀、虎口、三ノ郭の建物跡と井戸跡などが現存
備考:
菅谷館の一角に「埼玉県立嵐山史跡の博物館」が

菅谷館

菅谷館

埼玉県比企郡嵐山町にある鎌倉幕府の御家人・畠山重忠(はたけやましげただ)の居館跡が菅谷館(すがややかた)。平安時代に大里郡畠山荘の荘司だったのが畠山家で、その居館。国の史跡、そして続日本100名城にも選定され、菅谷館の一角に「埼玉県立嵐山史

埼玉県五大名城とは!?
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東京三大名城

東京三大名城とは!?

東京都にある城跡のうち、日本100名城に選定されるのは、江戸城(東京都市代田区)だけ。続日本100名城選定は、八王子城、滝山城(いずれも八王子市)と、品川台場(港区)ですが、品川台場は幕末の江戸湾防備で築かれた砲台のため、江戸城、八王子城、

日本100名城 関東地区10城

坂東平野は中世には坂東武士団の活躍の場。足利幕府を開いた足利氏のルーツは下野国足利庄(現・栃木県足利市)。戦国時代には北条家の城下町・小田原は、日本最大の城郭都市でした。豊臣秀吉による徳川家康の関東移封で江戸城が拡張され、江戸に幕府が開かれ

関東七名城

【旅の百科事典】 関東七名城

関東七名城とは江戸時代、元禄6年(1693)頃に夏目定房が記した上杉謙信、景勝2代を中心としたの軍記物『管窺武鑑』(かんきぶかん)で選ばれた関東地方に存在する、川越城、忍城、前橋城、金山城、唐沢山城、宇都宮城、太田城の7つの城。戦国の世を生

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千葉県内の城で日本100名城に選定されるのが下総国の佐倉城のみ。そして続日本100名城に選ばれるのが下総国の本佐倉城、上総国の大多喜城です。この3城が千葉県三大名城となりますが、下総国の城は藩政時代には江戸防備の拠点となるため、譜代大名の居

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神奈川県の名城といえば、北条五代の居城で総構えとして知られる小田原城が筆頭。日本100名城の小田原城と、続日本100名城に選定される小机城、石垣山城が神奈川県三大名城ということに。石垣山城は、豊臣秀吉が小田原攻めの際に一夜で築いたといわれる

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藩政時代の常陸国(現・茨城県)には、小さな藩が数多く割拠していましたが、名城として残るのは日本100名城の水戸城(水戸藩)、続日本100名城の笠間城(笠間藩)と土浦城(土浦藩)の3城。江戸時代の遺構が残るのは、茨城県内では、土浦城の太鼓門、

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群馬県五大名城とは!?

戦国時代に、上杉、真田、北条、武田などの攻防の地となったのが上州。群馬県内にある日本100名城選定の城は、箕輪城、金山城の2城。続日本100名城が名胡桃城(なぐるみじょう)、沼田城、岩櫃城(いわびつじょう)の3城で、この5城が群馬県五大名城

栃木県二大名城

栃木県二大名城とは!?

室町幕府を開いた足利尊氏のルーツが栃木県足利市。関東平野の北部に位置し、戦国時代には上杉謙信も侵入した下野国(しもつけのくに)ですが、日本100名城に選定されるのは足利市の足利氏館、続日本100名城が佐野市の唐沢山城で、この2城が栃木県二大

 

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