毎年1月20日、群馬県長野原町の川原湯温泉で『湯かけ祭り』が行なわれます。八ッ場ダム問題で注目の川原湯温泉に伝わる奇祭。かつては王湯共同浴場前で褌(ふんどし)一丁の姿の男達30人余りがお湯をかけ合いましたが、八ッ場ダム建設による温泉街の移転で2015年から移転先の、打越代替地で行なわれています。
温泉街移転後も王湯前で開催
今から400年ほど前、突然温泉の湧出が止まり村人は困り果て、温泉が茹で卵の匂いなので、湯の神様は鶏にゆかりがあるものと信じ、鶏を川原湯神社に奉納して祈ったところ、再び湯が噴出したため、「お湯湧いた」から「お祝いだ」と湯をかけ合って喜んだのが起源。
1月20日早朝5:00~7:00、会場となる共同浴場「王湯会館」で紅白のふんどし姿の男性60人ほどが紅組と白組に分かれて湯を掛け合います。
祭りのハイライトは、高さ4mほどに吊るされたくす玉めがけてお湯をかけ、中から飛び出した4羽のニワトリをつかまえ祭壇に奉納するとき。
見物者にも容赦なくお湯がかかるので、雨具などを着ての見学が賢明。
川原湯温泉『湯かけ祭り』|長野原町 | |
開催日時 | 毎年1月20日 |
所在地 | 群馬県吾妻郡長野原町川原湯 |
場所 | 川原湯温泉 |
関連HP | 川原湯温泉協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR川原湯温泉駅から徒歩20分 |
ドライブで | 上信越自動車道松井田妙義ICから約48km |
駐車場 | あり |
問い合わせ | 川原湯温泉観光協会 TEL:0279-83-2591 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag