蒲生のクス

環境省が行なっている全国の「巨樹・巨木林調査」で、栄えある巨樹ナンバーワンに輝くのが、蒲生のクス(かもうのクス/蒲生の大楠)。調査は、地上から130cmの位置での幹周りを調べるもので、蒲生のクスは24.22m。姶良市蒲生町の蒲生八幡神社の境内にあるので、ぜひ一度見学を。国の特別天然記念物。

樹齢1500年の大楠は幹周り日本一の巨木

769(神護景雲3)年、宇佐八幡宮神託事件で大隅国(現在の鹿児島県)へ流罪となった和気清麻呂(わけのきよまろ)が手にしていた杖を地に刺したものが根付いたものと伝えられています。
和気清麻呂が配流されたのは和気神社(わけじんじゃ/霧島市牧園町)の建つあたりとされ、姶良市からは比較的に近いので、何らかの関係があったのかもしれません。

蒲生上総介舜清(かもうかずさのすけしゅんせい)が正八幡若宮(現・蒲生八幡神社)を創建した平安時代末期の1123(保安4)年には、すでに御神木として祀られていました。
推定樹齢は1500年で、樹根部分には、八畳くらいの大きな空洞があります。

昭和60年8月31日、台風13号の強風で多くの枝を失いましたが、地元の保護活動で、樹勢を取り戻しています。

蒲生のクス
名称 蒲生のクス/かもうのくす
所在地 鹿児島県姶良市蒲生町上久徳2259-1
関連HP 姶良市公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道姶良ICから約6.4km
駐車場 蒲生観光交流センター駐車場(19台/無料)を利用
問い合わせ 蒲生八幡神社 TEL:0995-52-8400
姶良市社会教育課文化財係 TEL:0995-62-2111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本の巨木 ベスト10

2024年11月23日

 

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