光明寺

光明寺

神奈川県鎌倉市、材木座海岸近くに建つ、浄土宗の大本山で正式名は天照山蓮華院光明寺。寺伝によれば仁治元年(1240年)、鎌倉幕府4代執権・北条経時(ほうじょうつねとき)が佐助ヶ谷(さすけがやつ)に建立した蓮華寺が前身。寛元元年(1243年)に改名され、材木座海岸に移されています。

「記主之庭」に咲く千年蓮も見事

近世には、浄土宗に帰依していた徳川家康が定めた関東十八檀林(かんとうじゅうはちだんりん=関東における浄土宗の僧侶の養成機関、学問所)の第一位の寺として繁栄。

本堂は、元禄11年(1698年)の建立で国の重要文化財。
間口5間の巨大な山門は、鶴岡八幡宮の表門(幕末の建築)を移築したもの。
広々とした境内には、本堂、開山堂、方丈、書院、枯山水の庭「三尊五祖来迎の庭」、江戸の霊巌寺から移された内藤家墓所などが点在。

小堀遠州作庭と伝わる「記主之庭」(きしゅのにわ=記主庭園)では、7月上旬~8月中旬、古代ハスの流れをくむ千年蓮(ハス)が見頃を迎えて多くの人で賑わいをみせます。
また裏山からは材木座の海が一望のもと。

2名以上で3日前までに予約すれば精進料理も楽しめる。

例年10月12日~15日には念仏法要『お十夜』も執り行なわれますが、明応4年(1495年)に創始された浄土宗の『お十夜』(旧暦10月5日の夜から15日の朝まで、10日10夜にわたる法会)発祥の寺。
光明寺門前の浜は、貞永元年(1232年)に築かれ、鎌倉の玄関港として機能した和賀江島築堤跡。
鎌倉時代初頭、鎌倉の町を築く材木は海路で運ばれここに陸揚げされたため材木座という地名が起こったもの。

名称 光明寺/こうみょうじ
所在地 神奈川県鎌倉市材木座6-17-19
関連HP 光明寺公式ホームページ
電車・バスで JR鎌倉駅から京浜急行バス小坪経由新逗子駅行きで15分,光明寺下車、すぐ
ドライブで 横浜横須賀道路朝比奈ICから約8km
駐車場 30台/無料
問い合わせ TEL:0467-22-0603
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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