源頼朝が没した翌年の正治2年(1200年)、北条政子の発願で伽藍を建立、栄西が開山した名刹、寿福寺。鎌倉五山第三位で臨済宗建長寺派の寺。寺が建つ場所は頼朝の父、源義朝(みなもとのよしとも)の居館があった場所。頼朝が鎌倉入りした時に、最初に訪れたのもこの地であり、当初、頼朝はここに幕府を開こうと考えていたのです。
源氏山を背にした扇ガ谷の源氏伝来の地に建つ
蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)などの名僧が入山し、関東の禅宗文化の拠点ともなった寺で、境内は国の史跡になっています。
寛文4年(1664年)再建という仏殿の裏手には、鎌倉独特のやぐら型(洞窟型)となった北条政子の墓、26歳の若さで甥の公暁に鶴岡八幡宮で暗殺された鎌倉幕府3代将軍・源実朝(みなもとのさねとも)の墓も残されています。
また、境内裏手の墓地には、陸奥宗光(むつむねみつ)、俳人・高浜虚子、高浜虚子の次女で『玉藻』を創刊した星野立子、『鞍馬天狗』などの作家・大佛次郎(おさらぎじろう)などの墓があります。
通常時は山門(総門)から中門までの参道のみ拝観が可能。
正月、ゴールデンウィークに境内特別解放が実施されています。
寿福寺 | |
名称 | 寿福寺/じゅふくじ Jufukuji Temple |
所在地 | 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-17-7 |
関連HP | 鎌倉市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR鎌倉駅西口から徒歩10分 |
ドライブで | 横浜横須賀道路朝比奈ICから約7km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 寿福寺 TEL:0467-22-6607 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag