横浜山手聖公会

横浜山手聖公会

横浜市の洋館の建ち並ぶ山手地区、元町公園に面して建つのが横浜山手聖公会。日本聖公会の教会堂で、大谷石を使ったノルマン様式の聖堂が素敵。文久3年(1863年)、横浜関内居留地105番(現在の横浜市中区山下町105)に横浜クライストチャーチ(英語集会)が開かれたのが前身です。

現在の聖堂はJ・H・モーガンの設計

横浜山手聖公会

文久3年(1863年)、横浜開港により、居留地に住む聖公会信徒たちのためにクライストチャーチが発足したのが始まりというイギリス国教会の流れをくむ歴史ある教会(初代の司祭はM.B.ベイリー)。

明治34年、鹿鳴館などの設計で知られるイギリス人建築家ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)によるレンガ造りのヴィクトリア様式の聖堂が完成しますが(パイプオルガンは、当時日本に3台しかなかったもの)、関東大震災で倒壊。

現在の聖堂は、昭和6年築。
大正9年に来日したアメリカ人建築家でベーリック・ホール(旧ベーリック邸/昭和5年築)、山手111番館(大正15年築)などを建てたJ・H・モーガンの設計です。

昭和20年5月29日、横浜大空襲で内部を焼失し、平成17年1月4日に放火と見られる火事で全焼しましたが、11月に修復(当初のステンドグラスは、色ガラスをはめ込んで復元)が完成しています。

日曜日(主日)の礼拝は、9:30〜英語による聖餐式(奇数月第1日曜は日英合同で11:00から)。
クリスマスイヴ礼拝か、クリスマス礼拝などは初めての人が礼拝を体験するのに絶好。
「どなたでも参加できます。お気軽にご参加ください」とのことですが、マナーを守って参加を(神様とお会いするのにふさわしい清楚な服装で)。

ちなみに聖公会はイングランド国教会を母体とし、世界160ヶ国以上に8500万人の信徒を擁するキリスト教会で、カトリッ」と「プロテスタントの双方の要素を兼ね備えて中間に位置する教派です。

名称 横浜山手聖公会/よこはまやまてせいこうかい
所在地 神奈川県横浜市中区山手町235
関連HP 横浜山手聖公会公式ホームページ
電車・バスで みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩10分
ドライブで 首都高速横羽線横浜公園ICから約1.8km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ TEL:045-622-0228/FAX:045-621-3445
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
ベーリック・ホール

ベーリック・ホール

横浜・山手の高台にあるベーリック・ホールは、イギリス人貿易商バートラム・ロバート・ベリックの邸宅として、昭和5年に竣工した洋館。山手外国人住宅では最大規模の建物で、設計は山手111番館や山手聖公会、根岸競馬場などを手掛けたアメリカ人建築家J

山手111番館

山手111番館

外国人居留地の面影が残る横浜山手洋館のひとつで、港の見える丘公園内、大佛次郎記念館近くに建つのが山手111番館。大正15年築のJ.H.モーガンの設計によるスパニッシュスタイルの洋館で、アメリカ人J.E.ラフィン(J.E.Laffin)の住宅

 

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