前橋公園

前橋公園

群馬県前橋市、前橋城の三ノ丸外郭・北曲輪(きたくるわ)を利用して明治38年に開園した都市公園が、前橋公園。鶴舞う形の群馬県をかたどった「さちの池」、利根川河川敷を生かした親水・水上ステージゾーン、日本庭園、臨江閣、グリーンドーム前橋、遊園地の「るなぱあく」などがあります。

前橋城の三ノ丸外郭を利用した都市公園

みどりの散策エリアは、かつての競輪場の跡、親水・水上ステージゾーンは、利根川の河川敷を平成20年の都市緑化フェアの会場として整備した後に公開されたもの。
臨江閣横にある池泉回遊式の日本庭園も平成20年に新たに整備した庭園です。

前橋公園に咲く桜は、生糸貿易商から明治25年の市制施行で、初代前橋市長となった下村善太郎(しもむらぜんたろう)が私費を投じて吉野山から取り寄せ植樹したのが始まりとか。
日本鉄道の前橋延長運動、県庁の誘致などにも尽力した前橋発展の立役者で、明治43年には、前橋公園に銅像も建立されていますが、その銅像は戦時供出され、今はありません。

「さちの池」・前橋公園ビジターセンターの南側には前橋城時代の土塁、本丸北砲台の跡も残されています。
立派な土塁、砲台は前橋城が幕末の文久3年(1863年)に復興した際(河川氾濫で廃城となり武州川越に移転していました)、江戸湾に黒船が来襲したときに備えて、幕府移転を想定しての防備でもあったのだとか。

ちなみに前橋城の本丸は、現在の群馬県庁の建つ場所です。

画像協力/前橋観光コンベンション協会

前橋公園
前橋公園
名称 前橋公園/まえばしこうえん
所在地 群馬県前橋市大手町3-14-1
関連HP 前橋市公式ホームページ
電車・バスで JR前橋駅から群馬中央バス新前橋駅西口行きで10分、遊園地坂下下車、徒歩5分
ドライブで 関越自動車道前橋ICから約4km
駐車場 225台/無料、群馬県庁県民駐車場(778台/2時間まで無料、以降有料)も利用可能
問い合わせ 前橋市公園管理事務所 TEL:027-225-2116
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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