神奈川県横須賀市夏島町にあるのが明治憲法起草地記念碑。軍港だった横須賀の夏島には、伊藤博文が明治20年〜明治22年の間、別荘を構えていました。明治20年から、金沢洲崎の割烹旅館「東屋」と夏島別荘で、大日本帝国憲法(明治憲法、「夏島憲法」とも)の起草作業を行なっています。
明治憲法は、夏島の伊藤博文別荘で起草された!
明治時代の初め、陸軍が砲台用地として横須賀港に隣接する夏島を買収。
大正5年に埋め立てが行なわれるまで、島だったので、伊藤博文は別荘を建て、十二畳半の部屋で邪魔されることなく大日本帝国憲法の起草作業を行なったのです。
明治憲法起草地記念碑は、夏島の伊藤博文別荘跡地に、大正15年11月、草案に加わった伊東巳代治(いとうみよじ=明治15年の伊藤博文の欧州憲法調査に随行、明治18年の第1次伊藤内閣では首相秘書官)、金子堅太郎(かねこけんたろう=伊藤内閣で内閣総理大臣秘書官、明治22年には日本法律学校初代校長に)らが発起人となり建立されたもの。
基礎部分は、明治憲法全76条を示す76個の御影石からなり、縦横22尺2寸1分1厘(6.7m)の大きさは、憲法発布の日、明治22年2月11日を表しています。
昭和50年、当初の別荘跡地から200m離れた場所に移設。
横浜市金沢区の料亭「東屋」跡の近くには「明治憲法草創の碑」(昭和10年建立、「憲法草創之處 伯爵金子堅太郎書」)も立っています(こちらも、往時は料亭「東屋」庭にありましたが、移設されています)。
明治憲法起草地記念碑 | |
名称 | 明治憲法起草地記念碑/めいじけんぽうきそうちきねんひ |
所在地 | 神奈川県横須賀市夏島町 |
関連HP | 横須賀市公式ホームページ |
問い合わせ | 横須賀市文化スポーツ観光部文化振興課 TEL:046-822-8116/FAX:046-824-3277 |
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