女島灯台

女島灯台

長崎県五島列島の男女群島(だんじょぐんとう)・女島(五島市・無人島)の南端、屏風ヶ浦の断崖の上に建つ灯台が女島灯台(めしまとうだい)。昭和2年12月1日に初点灯の歴史ある灯台で、日本の灯台50選に選定。昭和32年公開の映画『喜びも悲しみも幾歳月』(監督・木下惠介、主演・高峰秀子、佐田啓二)の舞台にもなっています。

平成18年までは「最後の灯台守」が活躍!

遣唐使では、五島列島から東シナ海を横断する南路を大宝2年(702年)以降採用していますが、その際にも重要な目印になったのが女島です。
この先、東シナ海は遣唐使にとっては生死を分かつ難所だったのです。

断崖絶壁の女島には船が接岸できる場所もなかったため、灯台建設にあたって、船着き場を設置し、そこを拠点に道路を築いていますが、大型の重機がない時代ですべて人力で建設されています。

平成18年12月5日に無人化されていますが、日本の灯台では「最後の灯台守」が保守していた灯台になっています(往時には250ヶ所の灯台に職員が常駐していました)。
現在では、長崎市から出張して、女島灯台を含めた五島列島各灯台の保守点検が行なわれています。

塔高は10.6mですが、108mほどの断崖に建つので、灯火部分は海面上119.4mに位置し、21.0海里(39 km)という彼方(かなた)まで光が到達しています。

長崎県では同じ五島市の大瀬埼灯台が日本の灯台50選に選定されています。

女島灯台
名称 女島灯台/めしまとうだい
所在地 長崎県五島市浜町
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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