高知城・懐徳館(本丸御殿)

高知市内中央に位置する高知城は、国の史跡、そして「日本100名城」にも選定されています。書院造の本丸御殿は懐徳館(かいとくかん)として、山内家ゆかりの品や土佐の偉人、歴史資料などを展示、公開。上段の間、二の間、三の間、四の間、納戸、三畳二室、雪隠、入側などから成り、国の重要文化財に指定されています。

高知城の本丸御殿が現存

藩政時代に築かれた本丸御殿が現存しているのは高知城と川越城のみ。
名古屋城など全国の城で復元への機運が盛り上がるのも、本来の藩主の執務場所は本丸御殿だったから。

懐徳館が天守(高さ18.5m)への入口にもなっていて、現在も創建当時の構造形式を保った天守に上ることができます。
本丸御殿は、城主が平時居住するためのものではなく、正規の対面所としてつくられた館。
天守同様1727(享保12)年の罹災後、1747(延享4)年までに再建されています。

1727(享保12)年の火事は、享保12年2月朔日昼九ツ時、越前町より出火し、御本丸、二の丸、三の丸にまで延焼。
焼失家屋は4102軒を数え、高知城の復旧事業も困窮した藩をさらに苦しめることになったのです。

高知城・懐徳館(本丸御殿)
名称高知城・懐徳館(本丸御殿)/こうちじょう・かいとくかん(ほんまるごてん)
所在地高知県高知市丸ノ内1-2-1
関連HP高知城公式ホームページ
電車・バスでとさでん交通で高知城前下車、徒歩10分
ドライブで高知自動車道高知ICから約5.5km
駐車場高知公園駐車場(65台/有料)
問い合わせ高知城管理事務所 TEL:088-824-5701/FAX:088-824-9931
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