轟の滝

香美市香北町猪野々にある物部川支流の日比原川に懸かる巨瀑が轟の滝(とどろのたき)。落差82mを豪快に水しぶきをあげて3段になって流れ落ちる滝で、「日本の滝百選」にも選定されています。春は桜、夏は深緑、秋は紅葉の名所として有名。

悲しい伝説が残る香美市の名瀑は「日本の滝百選」に選定

駐車場に車を入れ、少し戻った轟神社から急な階段を降りて橋を渡ると、滝の正面に展望台があり美しい全容を眺めることができます。
遊歩道(轟の滝おさんぽコース)は日比原川を渡り、対岸の車道にある展望台まで続いているから周回できる仕組み。
展望台まで徒歩10分、周回すると所要30分。

滝には機織りの名人・玉織姫の悲しい伝説が残されています。
ある日、平家一門、伊和三太夫の一人娘・玉織姫は、川向こうに機織り道具を返しに行く途中、淵に架かる橋を渡っていると突然、大蛇が現れて姫をさらいました。

父は家伝の名刀を手に滝壺に身を投じますが、そこに待つ姫は、意外なことに若侍を紹介。
その若侍は実は滝の主で、3日間の接待を受けた父は娘の織った絹六巻を形見に現世に戻ります。

たった3日間かと思いきや、実は現世では3年の歳月が流れていたという浦島太郎を彷彿させる物語です。

轟の滝周辺の紅葉の見頃は例年11月中旬〜下旬。

轟の滝
名称轟の滝/とどろのたき
所在地高知県香美市香北町猪野々
関連HP香美市公式ホームページ
電車・バスでJR土佐山田駅からJRバス大栃方面行きで30分、美良布下車後、タクシーで20分
ドライブで高知自動車道南国ICを約35km
駐車場10台/無料(直売所・滝の茶屋前)
問い合わせ香美市いんふぉめーしょん TEL:0887-52-9880/FAX:0887-52-9881
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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