吉村虎太郎邸

吉村虎太郎邸

高知県高岡郡津野町にある土佐藩出身の勤王の志士・吉村虎太郎(よしむらとらたろう)のガイダンス施設が、吉村虎太郎邸。土佐勤王党に加盟し、坂本龍馬に先駆け脱藩、尊王攘夷運動に身を投じ、天誅組の変で戦死した吉村虎太郎の生涯を紹介する施設で、建物は庄屋だった生家を復元したもの。

維新の先駆けとなった、吉村虎太郎の生涯を紹介

天保8年4月18日(1837年5月22日)、土佐国高岡郡芳生野村(現・高岡郡津野町)の庄屋の家に生まれ、12歳で家督を相続。

文久元年(1861年)、武市半平太が土佐勤王党を結成するとこれに加盟、文久2年(1862年)、藩をあげて尊皇攘夷に傾くべきという武市半平太の考えに異を唱え、土佐藩を脱藩(坂本龍馬たちの脱藩は吉村虎太郎に刺激されてのもの)。
文久2年4月23日(1862年5月21日)の翌日、捕縛され、土佐に送還され8ヶ月間投獄。
文久3年(1863年)、土佐藩から自費遊学の許可を得て京へ上り、天誅組の変で高取城攻略に失敗し、現・奈良県東吉野村で津藩兵により射殺されています。

明治24年、明治新政府と朝廷は維新に貢献した土佐藩出身の志士の中から、坂本龍馬、武市半平太、中岡慎太郎、吉村虎太郎の4名に正四位の位が下賜しています。
その背景には、明治23年の天皇制国家の思想や国民道徳の基本を示した「教育勅語」の発布もあり、天皇制の確立強化が行なわれた時代でした(首相は長州藩出身の山県有朋)。

吉村虎太郎邸
名称 吉村虎太郎邸/よしむらとらたろうてい
所在地 高知県高岡郡津野町芳生野甲1456-1
関連HP 吉村虎太郎邸公式ホームページ
ドライブで 高知自動車道須崎東ICから約36km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 吉村虎太郎邸 TEL:0889-62-2601
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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