仙酔峡

仙酔峡

熊本県阿蘇市一の宮町の阿蘇神社から仙酔峡道路を走った終点が高岳・根子岳登山口の仙酔峡(せんすいきょう)。阿蘇カルデラの中央火口丘群、中岳と高岳の北麓にあり、中岳火口から上がる噴煙、阿蘇外輪山、九重連山まで望むロケーションに位置しています。ミヤマキリシマが5万株も生育し、開花期には実に見事。

仙人も酔うほどの絶景の渓谷

阿蘇五岳の中でも最もアルペン的な山容の根子岳やダイナミックな仙水尾根を派生する高岳を眺望するビューポイントになっている仙酔峡。
阿蘇山が爆発したときの溶岩流が造り出した峡谷で、「あまりの花の美しさに仙人も酔う」というのが名の由来です。
仙酔峡の西側で観察できる溶岩流は、楢尾岳火山の溶岩流です。

毎年5~6月に、仙酔峡に自生するミヤマキリシマが渓谷を埋め尽くすほどに咲き競います。
阿蘇高岳の北面の鷲ヶ峰、虎ヶ峰、ジャンダルムなどと名付けられた岩峰群は、実にアルペン的で、ミヤマキリシマ咲くのどかな斜面との対比が絵になるカットとしてカメラマンに人気です。
ロッククライミングの場としても人気ですが、脆い岩峰のため、転落事故も多く、「九州の谷川岳」とも呼ばれています。

阿蘇ユネスコジオパークの仙酔峡ジオサイトになっています。

仙酔峡から仙酔尾根コースで高岳を経て、2時間30分ほどで中岳に到達することができるますが、高岳へは「バカ尾根」と呼ばれるほど急登の連続。
仙酔峡ロープウェイ跡ルートは、仙酔峡から火口東駅跡、火口東展望所を経て中岳に到達するルートで、舗装道路のような登りやすい道が続き、所要2時間で中岳。
別世界のような火山風景が展開し、写真撮影にも絶好のルートです。
両ルートとも火山活動に留意の上、入山を。

仙酔峡
名称 仙酔峡/せんすいきょう
所在地 熊本県阿蘇市一の宮町宮地
関連HP 阿蘇市公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道熊本ICから約42km
駐車場 150台/無料
問い合わせ 阿蘇市観光課 TEL:0967-22-3174
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
中岳火口・火口東展望所

中岳火口・火口東展望所

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中岳火口

中岳火口

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