竹崎水源

竹崎水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある湧水源が竹崎水源。毎分120t、1日17万2000トンという南阿蘇村湧水群の中でも群を抜いた湧水量を誇り、農業用水の水源ともなっている湧水で、その名の通り、周囲には竹林があります。その割には知られていないので、訪れる人もほとんどいない穴場です。

旧久木野村の半分を潤す貴重な湧水源

環境省の「平成の名水百選」に選定される南阿蘇村湧水群(竹崎水源、妙見神社の池、吉田城御献上汲場水源、小池水源、明神池名水公園、池の川水源、湧沢津水源、寺坂水源、川地後水源、塩井社水源=阿蘇ユネスコジオパークの南阿蘇村湧水群ジオスポット)のひとつ。

湧き出す水が川のようになっていますが、よくみるとブクブクと湧出しているのがわかります。
すぐそばの両併川との合流地点の総水量は毎秒2t(毎分120t)となっているのです。
南阿蘇村湧水群というククリですが、阿蘇カルデラ中央火口丘(阿蘇五岳)からの湧水ではなく、南外輪山に降った雨が地下を通り湧き出している水源ということにも特徴があります(白川以北は中央火口丘からの伏流水)。
久木野地区土地改良区(旧久木野村土地改良区/700町歩)の半分の面積、つまりは347haを潤しています。

岸辺には竹林椿が自生し、地元の人の話では椿の根から、湧き出す水がおいしいとのこと。

田園地帯にあるので、見学には狭い畦道を走る必要があり、小型車でないと脱輪する恐れも。

竹崎水源
名称 竹崎水源/たけざきすいげん
所在地 熊本県南阿蘇村両併
関連HP 南阿蘇村公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道熊本ICから約36km
駐車場 2台/無料
問い合わせ 南阿蘇村産業観光課 TEL:0967-67-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
吉田城御献上汲場水源

吉田城御献上汲場水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある湧水源が吉田城御献上汲場水源(よしだじょうごけんじょうくみばすいげん)。阿蘇家の重臣・吉田主水頭(よしだもんどのかみ)の居城だった吉田城の水源で、阿蘇ユネスコジオパークの南阿蘇湧泉群ジオサイトのひとつ。吉田城跡は北

小池水源

小池水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある湧水源が小池水源。湧水量は毎分13tという豊富さで、南阿蘇村湧水群の中でもとくに巨大な湧水池となっています。もともとは灌漑用水の溜池として使われていましたが、現在では園地化されています。地元の子供達が釣りをする姿を

明神池名水公園

明神池名水公園

熊本県阿蘇郡南阿蘇村白水地区のほぼ中央に位置する湧水池・明神池水源を中心とした公園が明神池名水公園。天正時代、子供がなかった地元吉田城の城主が池の水で身を清め、群塚神社境内にある誕生石に願掛けしたところ子宝に恵まれたという故事から「安産に効

池の川水源

池の川水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村、熊本県道39号(矢部阿蘇公園線)の中松小学校脇にある湧水源が池の川水源。湧水量は毎分5tで、湧水は、飲料水用、生活用水、かんがい用水と3つの用途別の水路に流れ、簡易水道が完成後も5軒の民家に給水されています。岩下水神社

湧沢津水源

湧沢津水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村、白川に近い田の真ん中から噴き出している湧水源が湧沢津水源(わきさわづすいげん)。水の柔らかさも南阿蘇村随一といわれており、コーヒーやお茶に利用するのにも最適。湧水量も毎分5tという豊富さで、洗濯、その他に使用できるよう

寺坂水源

寺坂水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村、南阿蘇鉄道高森線・南阿蘇水の生まれる里白水高原駅近くにある湧水量毎分5tの湧き水を誇るのが寺坂水源。南阿蘇鉄道の鉄橋の下に湧出しており、玉泉山正教寺門前にあるため御手洗水としても使われています。車窓からも眺めることので

川地後水源

川地後水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村にある湧水が川地後水源(かわちごすいげん)。湧水池北側の崖線に湧水源があり、今も生活用水として活用され、農産物を洗ったりする姿を見かけることも。池のように見えるのは、実は洗い場で、水の冷たさを活かして野菜や果物を浸して冷

塩井社水源

塩井社水源

熊本県阿蘇郡南阿蘇村、阿蘇南郷谷を東西に走る国道325号から少し南に入った塩井神社境内に湧く湧水が塩井社水源。鎮守の森から湧き出す水は、毎分5t、日量7200tもあり、水路となって東へと流れています。湧き水は不老長寿、諸病退散の神水とされ、

白川水源

白川水源

熊本市の中心を流れる一級河川の白川。その水源となるのが阿蘇カルデラの南部、南郷谷(南阿蘇村)の白川水源で14度の清冽な水が毎分60tも湧き出しています。藩政時代から湧水池は肥後名勝のひとつに数えられ、現在は、環境省の名水百選に選定されていま

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ