宝厳院

宝厳院

京都・嵐山にある臨済宗天龍寺派大本山・天龍寺の塔頭寺院、宝厳院(ほうごんいん)。世界遺産に登録される天龍寺には名園として知られる曹源池庭園(そうげんちていえん)がありますが、宝厳院の庭園「獅子吼の庭」も室町時代に禅僧・策彦周良が作庭した見事な庭。「獅子吼」とは「仏が説法する」の意です。

春秋に「獅子吼の庭」を公開

宝厳院は、室町幕府管領・細川頼之(ほそかわよりゆき)が聖仲永光禅師を開山に迎え創建した塔頭。

嵐山を借景として取り入れた「獅子吼の庭」は、獅子岩、碧岩などの巨岩を配した借景回遊式庭園。
獅子吼とは、獅子が吠えることで百獣を恐れさせるように、釈迦が悪魔・外道(げどう)を恐れ従わせること、転じて仏の説法。

庭園を散策することで、鳥の声、風の音を聴き、人生の心理、正道を肌で感じるというもの。
修行僧が観音の知恵を得る(悟る)まで、努力し続けるということを「龍門瀑」(中国・南宋からの帰化僧・蘭渓道隆が創案したと伝えられ、鯉が死を賭してまで龍になるべく努力する様子を表現した滝)で表わしています。

新緑、紅葉の名所としても名高く、紅葉の見頃は例年11月中旬~12月上旬。
『春の特別公開』、『秋の特別拝観』(夜間特別拝観も実施)が行なわれています。

宝厳院
名称 宝厳院/ほうごんいん
所在地 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
関連HP 宝厳院公式ホームページ
電車・バスで 京福嵐山本線嵐山駅から徒歩5分、JR嵯峨嵐山駅から徒歩10分、阪急嵐山線嵐山駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約13km
駐車場 天龍寺駐車場(100台/有料)
問い合わせ 宝厳院 TEL:075-861-0091/FAX:075-861-0034
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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