法輪寺

法輪寺

京都市・嵐山にあり、「嵯峨の虚空蔵(こくうぞう)さん」として親しまれているのが真言宗の寺、法輪寺。寺伝によれば、和銅6年(713年)、行基が元明天皇の勅願で開いた葛井寺(かづのいでら)が前身で、天長6年(829年)、空海の弟子・道昌が、虚空蔵菩薩像を安置し、貞観10年(868年)、法輪寺となったとのこと。

舞台からは渡月橋、嵯峨野を一望に

法輪寺
境内にある電電宮

嵯峨野はもともと帰化人である秦氏ゆかりの土地。
嵐山の葛野大堰(かどのおおい)も古代(平安京遷都以前の600年頃)に土木や灌漑事業に秀でた秦氏が築いたとされています。
当時、法輪寺寺域には三光明星尊を祀った「葛野井宮」(かずのいぐう)があったとされ、奈良時代に葛井寺が創建されたと伝わっています。

虚空蔵菩薩像を祀った道昌は、空海の弟子で、やはり土木に精通。
大堰川を修築し、橋を架けたと伝わりますが、この橋が法輪寺橋で今の渡月橋の前身になっているのです(亀山上皇が渡月橋と命名)。

幕末の禁門の変で、長州藩の浪士が天龍寺に集結。
戦乱で本堂などの堂宇を焼失、現存する本堂、客殿、玄関、回廊、庫裏、山門などは明治以降の再建です。

また、法輪寺の舞台からは渡月橋、嵯峨野を一望にし、8月16日の京都五山の送り火の日には舞台が開放されています。

境内にある電電宮は、電電明神を祀る明星社だったもので、禁門の変で焼失したため、昭和31年に電電宮として再建したもの。
電気・電波を守護する神様で、電力、電波関係者に尊崇されています(毎年5月23日に『電電宮大祭』が執り行なわれています)。

ちなみに、会津柳津(福島県柳津町)の円蔵寺、伊勢の朝熊山(あさまやま/伊勢市)の金剛證寺などとともに「日本三大虚空蔵」にも数えられています。

名称 法輪寺/ほうりんじ
所在地 京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68-3
関連HP 法輪寺公式ホームページ
電車・バスで 京福嵐山本線嵐山駅、阪急嵐山駅から徒歩5分、JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約12km
駐車場 20台/有料
問い合わせ TEL:075-862-0013/FAX:075-861-1830
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
嵐山花灯路

京都・嵐山花灯路2019|京都市

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