四日市市ふれあい牧場

三重県四日市市水沢町、鈴鹿山脈・雲母峰（きららみね／888.1m）の麓にあるのが、四日市市ふれあい牧場。朝の掃除終了後～16:00頃には牛も放牧され、鈴鹿アルプスとも呼ばれるアルペン的な山並みを背景に、牧歌的な光景が展開。ヤギのエサやり体験など、体験メニューも用意されています。

市内の酪農家の乳牛を放牧する公共育成牧場

四日市といえば工業都市のイメージですが、市の北西部には国定公園に指定され、標高は低いながらもアルペン的な風貌と豊かな植生で知られる鈴鹿山脈が控えています。
四日市市ふれあい牧場は交通の便もいい鈴鹿山脈の麓・水沢地区の高台にあり（東名阪自動車道四日市ICから15分ほど）、伊勢茶の茶畑や四日市市街、遠くは伊勢湾を越えて知多半島まで望むことができます。

ふれあい牧場とはいうものの、乳牛を飼育する公共育成牧場で、四日市市内の畜産農家から預けられた子牛を、広々とした環境で健康に育てる役割をになっています。安全で美味しい牛乳を生産するため、ペット同伴での入場はできません。

ふれあい広場にはヤギやポニーを飼育。
管理棟には売店を併設し、新鮮でおいしい牛乳やヨーグルト、アイスクリームも販売。搾乳・バター作り体験は要予約（売店のみ冬期休業）。

近くには四日市スポーツランドもあり、子供連れならハシゴもおすすめです。

三重県内にある公共育成牧場は、四日市市ふれあい牧場が唯一で、近県でも愛知県豊田市の愛知県畜産総合センター三河高原牧場、畜産総合センター段戸山牧場、岐阜県美濃地方の中津川市ふれあい牧場、中津川市石休牧場、岐阜県東濃牧場（恵那市）くらいで、名古屋市に近い貴重な牧場といえます。