和歌山県和歌山市の紀ノ川駅から加太駅までを結ぶ南海加太線(なんかいかだせん)は、加太さかな線という愛称が付けられ、観光列車「めでたいでんしゃ」が走っています。「加太を代表する海の幸「鯛」が、 レールを泳ぐ電車に」がコンセプトで、5編成が運行され、乗車券のみで乗車できます。
「おめでたい」と「愛でたい」で「めでたいでんしゃ」
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2016年に「加太さかな線プロジェクト」で登場した7100系電車を改装した観光列車「めでたいでんしゃ」。
「めでたいでんしゃ」は、「おめでたい」と「愛でたい」という意味で、ここにしかない「めでたい」(めでたい空間)を演出しています。
2016年に登場したのがピンク色の「さち」(2両編成)で、「加太の鯛」が車内を泳ぐイメージを表現。
翌2017年には水色の「かい」(2両編成)が登場、全体を青基調のデザインで統一し、各所に海の生き物を散りばめ、海の中に来たような「心地よさ」と「ドキドキ感」を演出しています。
2018年11月23日には加太駅で「さち」と「かい」の結婚式が行なわれ、2019年1月15日には「さち」と「かい」を連結した4両編成で南海本線和歌山市駅〜難波駅間に「新婚旅行」の臨時列車が運行されています。
鯛、海の生き物に続く第3弾が「さち」と「かい」の子供が誕生ということで、赤色の「なな」(2019年3月31日運行開始)で、「さち」同様に加太の鯛をイメージしています。
親子3編成の「めでたいでんしゃ」の愛称の頭文字を連ねると、「さかな」となる仕掛けも。
2021年9月18日に登場は、「かしら」で、これまでとは一転してシックな黒を基調としたデザイン。
音楽や宝、冒険のモチーフやデザインをいっぱい詰め込んだ車内となっています。
さらに2024年7月13日には「かなた」が加わり、目下5編成で運行中です。
「かなた」は1両目が「太古の記憶エリア」で古代生物が配され、2両目が「未来への想いエリア」で準絶滅危惧種のハマボウがシートに咲いています。
4扉ロングシートという通勤電車の車両ですが、色々な仕掛けがあって、とくにファミリーには大人気です。
- ピンク色 【母】めでたいでんしゃ さち
- 水色 【父】 めでたいでんしゃ かい
- 赤色 【子ども】めでたいでんしゃ なな
- 黒色 【さちの兄】 めでたいでんしゃ かしら
- レインボー【とお~い祖先】 はじまりの「めでたいでんしゃ かなた」
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加太さかな線観光列車「めでたいでんしゃ」とは!? | |
関連HP | 加太さかな線観光列車「めでたいでんしゃ」公式ホームページ |
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