宮城県塩竈市、陸奥国一之宮の鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は表参道の表坂、東参道の裏坂、七曲坂、社人道という4つの参拝路があります。表坂は、男坂とも呼ばれ202段の石段でできている表参道。表参道にある石鳥居は、仙台藩4代藩主・伊達綱村の寄進で、鳥居の額の「奥州国一宮」は、姫路藩主・酒井忠以(さかいただざね)の書。
仙台藩4代藩主・伊達綱村の寄進
石鳥居をくぐった先、表参道の石段は、芭蕉が『奥の細道』に「石の階九仞(きざはしきゅうじん)に重り」と表現した急坂で、周囲は杉の木立です。
九仞(きゅうじん)とは、非常に高いこと。
松尾芭蕉を曾良を伴い、元禄2年5月8日(1689年6月24日)、塩竈に到着。
塩竈の由来となった「神竈」が神宝となる御釜神社に参拝し、鹽竈神社の別当寺(管理する寺)・法連寺(明治の廃仏毀釈で廃寺になっています)門前の「治兵」に宿泊しています(裏坂入口に「芭蕉止宿の地」の解説版が設置)。
翌5月9日(新暦6月25日)の早朝、鹽竈神社に参拝し、その後、船で松島に向かっています。
名称 | 鹽竈神社・表参道石鳥居/しおがまじんじゃ・おもてさんどういしとりい |
所在地 | 宮城県塩竈市一森山1-1 |
関連HP | 鹽竈神社公式ホームページ |
電車・バスで | JR本塩釜駅から徒歩20分 |
ドライブで | 三陸自動車道仙台港北ICから約7.2km。または、利府中ICから約3.8km。利府塩釜ICから約4.2km |
駐車場 | 第1・第2・第3駐車場(300台/無料) |
問い合わせ | TEL:022-367-1611/FAX:022-365-5530 |
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