宮城県栗原市高清水にある湧水が桂葉清水(かつらはしみず)。その名の通り、桂の木の大木の根元から湧き出る湧水で、環境省の名水百選に選定されています。「高清水の七清水」(桂葉清水、清水権現清水、清水権現下清水、金剛院清水、本町裏清水、小山下清水、新町裏清水)と呼ばれるように、一帯は湧水地ですが一部は枯渇しています。
「高清水の七清水」を代表する湧水井戸
地元では、「かつらっぱ」と呼ばれ親しまれている湧水で「高清水の七清水」を代表する清水。
旧高清水町出身の弁護士で歌人・中村徳重郎(なかむらとくじゅうろう)は、「桂葉の 清水を飲み継ぎ 郷人よ きよくゆたけく 世をし渡りぬ」という望郷の歌を残しています。
平成4年に公園として整備し、水質の定期調査、湧水井戸の清掃を毎月実施、環境が保たれています。
清水の湧く一帯ですが、周辺の環境整備が進むにつれ、湧出量が減少。
「高清水の七清水」でも清水権現清水、清水権現下清水、新町裏清水は枯渇して石碑が残るのみとなっています。
環境省の名水百選に選定される宮城県内の名水は、桂葉清水のほか仙台市を流れる広瀬川があります。
名称 | 桂葉清水/かつらはしみず |
所在地 | 宮城県栗原市高清水長福寺24 |
関連HP | 栗原市公式ホームページ |
電車・バスで | JR古川駅から市民バス古川線で25分、高清水下車、徒歩5分 |
ドライブで | 東北自動車道長者原スマートICから約9km |
駐車場 | 2台/無料 |
問い合わせ | 栗原市商工観光部田園観光課 TEL:0228-22-1151 |
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