宮崎県都城市横市町に鎮座するのが母智丘神社(もちおじんじゃ)。母智丘(もちお)の頂には巨石群があり、古代には巨石信仰の地であったことが推測されます。明治2年9月に都城地頭として赴任した旧薩摩藩士・三島通庸(みしまみちつね)が荒廃した社殿を改築し、庄内郷の総鎮守として母智丘神社を創建。
三島通庸が創建し、上荘内郷発展の基盤となった社
三島通庸は、旧領主・島津元丸を慕う領民の排斥を受けながらも、着任の反発の強かった下荘内郷を除く上荘内郷、下三股郷で、様々な振興策を行ない、鹿児島などから商人を集めての町づくり、安永川の堤防修築、そして母智丘神社の建立などを行なっています(三島通庸が手掛けた最初の都市計画です)。
三島通庸は、「民治のかなめは敬神にあり」と敬神思想を重視し、母智丘神社を起点に道路を造り、参道には桑、茶を植栽しています。
母智丘には、古来から知られた稲荷石(石峯稲荷明神)もありますが、石段を上った先にある社殿は都城盆地を一望する絶景ポイントで、元旦には東岳から昇る初日の出を眺める人で賑わいを見せます。
母智丘神社 | |
名称 | 母智丘神社/もちおじんじゃ |
所在地 | 宮崎県都城市横市町6691 |
関連HP | 都城市公式ホームページ |
電車・バスで | JR西都城駅から宮崎交通バス霧島神宮行きで15分、横市下車、徒歩20分 |
ドライブで | 宮崎自動車道都城ICから約12km |
駐車場 | 200台/無料、桜の時期は有料 |
問い合わせ | 都城観光協会 TEL:0986-23-2460 |
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