西郷隆盛文学碑(白鳥温泉上湯)

西郷隆盛文学碑(白鳥温泉上湯)

宮崎県えびの市にある白鳥温泉上湯は、征韓論に敗れた西郷隆盛が湯治に訪れ、明治7年7月〜10月の間逗留。加久藤カルデラを起源とする加久藤盆地を眺望する宮崎県道30号線えびの高原小田線・霧島バードライ沿いにある道の泉白鳥には、西郷隆盛の漢詩碑を刻んだ西郷隆盛文学碑が立っています。

県道沿いの展望台に文学碑が立つ

陸軍大将兼参議だった西郷隆盛ですが、征韓論に敗れ、下野して明治6年11月10日、故郷・鹿児島に戻っています。
実は、その背景には持病の脂質異常症が悪化したこともあり、明治7年3月に山川の鰻温泉で休養。
さらにすぐ脇に源泉の地獄がある白鳥温泉上湯(単純酸性泉)で湯治しているのです。
この白鳥温泉上湯での湯治生活は西郷のお気に入りだったようで、8月11日、篠原国幹(しのはらくにもと=旧薩摩藩士、近衛長官の職を辞して西郷とともに鹿児島に帰郷)に送った手紙にも「実にこの地は霊境にて、気候秋の央を過ぎ候位に御座候。今暫らくは入湯の賦にて御座候」と記しています。

白鳥温泉上湯で西郷隆盛が著した3篇の句

幽居夢覚起茶烟(幽居に夢覚れば茶の烟起り)
霊境温泉洗世縁(霊境の温泉は世縁を洗う)
地古山深長若晩(地古く山深うして長きこと晩の若く)
不聞人語只看天(人語を聞かずだだ天を看る)

六月山堂秋意深(六月の山堂秋意深し)
不知浮世暑威侵(知らず浮世の暑威おかすを)
雨後渓響絶人語(雨後の渓響人語を絶す)
自覚遙台近可尋(自ら覚ゆ遙台近く尋ぬべし)

白鳥山頭涼処眠(白鳥山頭涼処に眠る)
起床神爽煮渓泉(床を起れば神爽渓泉を煮る)
瀑声松籟洗塵耳(瀑声松籟塵耳を洗う)
占断茅廬一洞天(占断す茅盧の一洞天)

名称 西郷隆盛文学碑(白鳥温泉上湯)/さいごうたかもりぶんがくひ(しらとりおんせんうえゆ)
所在地 宮崎県えびの市末永
関連HP えびの市公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道えびのICから約12km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 白鳥温泉上湯 TEL:0984-33-1104
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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