宮崎県西臼杵郡日之影町、高千穂鉄道高千穂線の駅跡が、槇峰駅跡(まきみねえきあと)。昭和12年9月3日、国有鉄道日ノ影線・川水流駅〜槇峰駅間の延伸で開業した駅。平成20年12月28日、平成17年の台風14号による被害のため、槇峰駅~高千穂駅間の廃線に伴い廃駅となっています。
槇峰鉱山の鉱石搬出駅としても賑わった時代も
平成元年4月28日、JR日ノ影線は、第三セクターの高千穂鉄道へ移管されますが、平成17年9月6日、台風14号による増水で第一五ヶ瀬川橋梁、第二五ヶ瀬川橋梁が流失するなど大きな被害を受け、復旧を断念。
廃線となり、槇峰駅も廃駅になっています。
日本有数の銅山だった槇峰鉱山(明治22年には三菱の鉱山になり、最盛期には槙峰の山中 5000人が暮らしていました)があったため、鉱石の運搬もあって槇峰駅には交換設備、側線を有していましたが、昭和42年の鉱山閉山後は側線も廃されていました。
槇峰駅跡近くには国道218号に架かる槇峰大橋などもあるほか、旧綱ノ瀬橋梁は昭和12年に完成した全長418mの鉄道橋で、鉄筋コンクリートの大アーチ1連と、無筋コンクリートアーチ42連で構成される美しい橋です。
高千穂鉄道・槇峰駅跡 | |
名称 | 高千穂鉄道・槇峰駅跡/たかちほてつどう・まきみねえきあと |
所在地 | 宮崎県西臼杵郡日之影町七折 |
ドライブで | 延岡道路延岡ICから約21km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 日之影町観光協会 TEL:0982-78-1021/FAX:0982-78-4168 |
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