葛城山

葛城山

葛城山(かつらぎさん)は奈良県と大阪府の境に聳える標高958.6mの山。金剛山地では金剛山に次ぐ主峰格の山で、山頂部にはのびやかな葛城高原が広がり、キャンプ場や「国民宿舎葛城高原ロッジ」があり、宿泊、食事、キャンプなどが可能です。5月には山頂から南側の斜面一帯(自然つつじ園)を赤く染めるツツジが咲き誇り、「一目百万本」と形容されるほど見事。

葛城高原自然つつじ園は5月上旬〜中旬が見頃

葛城山

大和葛城山(やまとかつらぎさん)、あるいは葛城高原と通称されますが、正式名は葛城山。
奈良県御所市側(東山麓)からは葛城山ロープウェイ(葛城登山口〜葛城山上)も架かり、葛城山上駅から徒歩15分ほどで山頂に立つことができます。

山上にはバードウオッチングや植物観察に最適な全長2kmの葛城高原自然研究路も整備。
4月にはカタクリが可憐な花をつけ、秋には山頂一帯を埋めつくすススキが風にそよぎ、冬には樹氷や霧氷を観察することができます。
山上のツツジ(葛城高原自然つつじ園)はヤマツツジを中心に、コバノミツバツツジ、ミヤコツツジ、モチツツジが美を競い、例年5月上旬〜中旬に見頃に。

山頂からの展望はまさに大パノラマで、大和平野を眼下に、吉野山、六甲山や遠く淡路島まで眺望。
「国民宿舎葛城高原ロッジ」やキャンプ場に宿泊すれば、大阪平野、奈良盆地の夜景を眺めることも、夜明け前の大和平野も観賞できます(葛城山からの眺望・景観は、「奈良県景観資産」になっています)。

「国民宿舎葛城高原ロッジ」では絶景を眺めながらのランチのほか、麦飯石温泉(人工温泉)に日帰り入浴が可能。

登山コースは、眺めのいい北尾根コース(所要1時間30分〜2時間)、階段の多い櫛羅の滝コース(所要1時間〜1時間30分)がありますが、通行止めの迂回路などがある場合もあり、最新の情報を確認して入山を。

大阪・奈良・和歌山県境の金剛・葛城山系の稜線を縦走するダイヤモンドトレールも整備。
屯鶴峯(どんづるぼう)から、二上山、岩橋山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、槇尾山を結ぶ全長45kmにも及ぶロングトレイルです。
六甲縦走、比良縦走とともに「関西三大トレール」(関西三大縦走路)にもなっています。

葛城山
葛城山
名称 葛城山/かつらぎさん
所在地 奈良県御所市櫛羅
関連HP 御所市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 近鉄御所線御所駅から奈良交通バス葛城ロープウェイ前行きで20分、終点下車すぐで登山口
ドライブで 西名阪自動車道香芝ICから約14km
駐車場 葛城山駐車場(有料)
問い合わせ 御所市観光協 TEL:0745-62-3346
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
葛城山ロープウェイ

葛城山ロープウェイ

奈良県御所市、奈良県と大阪府の境となる葛城山の奈良県側に架かるのが、葛城山ロープウェイ。昭和42年3月26日に開通した近鉄直営のロープウェイ。葛城登山口駅と葛城山上駅を6分で結び、正式名は近鉄葛城索道線(きんてつかつらぎさくどうせん)です。

 

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