長谷寺

長谷寺

奈良県桜井市初瀬に建つ真言宗豊山派総本山の古刹が長谷寺(はせでら)。正式には豊山神楽院長谷寺といい、朱鳥元年(686年)、僧・道明が天武天皇のために銅板法華説相図(千仏多宝仏塔=国宝)を安置したことが始まり。舞台造り(懸造り)の本堂・礼堂は慶安3年(1650年)、徳川家光の再建で、国宝。西国三十三所第8番札所。

舞台造り(懸造り)の本堂は国宝!

長谷寺

断崖絶壁に舞台造り(懸造り)された本堂は国宝

長谷寺

本尊の十一面観世音菩薩立像(特別拝観時のものです)

長谷寺

『本尊御影大画軸』(特別公開時)

日本でも有数の観音霊場として知られる長谷寺。
大和と伊勢(神宮)を結び、大海人皇子(天武天皇)が壬申の乱の際に通ったという初瀬街道(はせかいどう)を見下ろす初瀬山の中腹に建っています。

朱鳥元年(686年)の創建後、神亀4年(727年)には、徳道(とくどう)上人が、聖武天皇の勅命で、十一面観世音菩薩像を安置。
本尊の十一面観世音菩薩立像は室町時代の作で国の重要文化財。
脇侍の雨宝童子立像(うほうどうじりゅうぞう/室町時代)、難陀龍王立像(なんだりゅうおうりゅうぞう/鎌倉時代)も国の重要文化財。
さらに『本尊御影大画軸』は、明応4年(1495年)に罹災した本尊十一面観世音菩薩を復興再建するため設計図として作られたと伝えられ、長谷寺本尊十一面観世音菩薩とほぼ原寸大に描かれたものです。

鎌倉時代作の銅造十一面観世音菩薩立像、平安時代作の地蔵菩薩立像と不動明王坐像もやはり国の重要文化財になっています。

このほか寺宝は、初代徳川家康から13代・家定まで13幅の肖像画『徳川歴代将軍尊影』など多数。

仁王門を抜け、本堂へと続く登廊(のぼりろう=屋根のついた廊下・国の重要文化財)は上中下の3廊に分かれ全部で399段あり、2間おきに優雅な長谷型の灯籠が下がっています。

長谷寺

『ぼたん献花祭』での練供養(お練り)

長谷寺

観音信仰の発祥の地、長谷寺の法要

ボタンの花の名所として有名ですが境内には四季折々の花が咲き乱れる

長谷寺

例年4月中旬〜5月上旬が見頃のボタン

長谷寺

開花期間中には『ぼたん祭り』も開催

長谷寺は、西国三十三所めぐりの人にも愛されてきた花の寺。
別名「花の御寺(みてら)」といい、ボタン、桜、芍薬(シャクヤク)、鉄線(クレマチス)、シャガ、サンシュユ、モクレン、ヤマブキ、フジ、シャクナゲ、アジサイ、ムクゲなど四季の花が境内を飾ります。

多くのカメラマンを集める桜は3月下旬~4月上旬、150種、7000株のボタンが植えられた牡丹園は、例年4月中旬〜5月上旬が見頃(『ぼたん祭り』開催期間中は拝観時間を拡大延長)。
6月中旬~7月中旬のアジサイ、10月上旬~12月上旬の紅葉(『もみじ祭り』開催)

数々の寺宝を収蔵する「宗宝蔵」は、春期(4月〜5月/『ぼたん祭り』開催)、秋期(10月〜12月/『もみじ祭り』開催)のみ『特別宝展』として公開されています。

なお、「初瀬街道に続く長谷寺門前町」は、奈良県景観資産になっています。

長谷寺

4月に咲くシャガ

長谷寺

「立てば芍薬」のシャクヤク

西国三十三所霊場間の距離・時間

7番・東光山岡寺/龍蓋寺(奈良県高市郡明日香村岡806) — (14km/35分) — 8番・豊山長谷寺(奈良県桜井市初瀬731-1) — (30km/1時間) — 9番・興福寺南円堂(奈良市登大路町48)
※距離と時間はルートや交通状況により変動するため、およその目安です
 

長谷寺 DATA

名称 長谷寺/はせでら
所在地 奈良県桜井市初瀬731-1
関連HP 長谷寺公式ホームページ
電車・バスで 近鉄大阪線長谷寺駅から徒歩15分
ドライブで 西名阪自動車道天理ICから約18km
駐車場 70台/有料
問い合わせ TEL:0744-47-7001
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

岡寺

2018.06.19

興福寺・南円堂

2017.12.04

 

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