室宮山古墳

室宮山古墳

奈良県御所市にある巨大な前方後円墳が室宮山古墳(むろみややまこふん)。墳丘長も200mを超える墳丘長238mで、全国の巨大古墳TOP20にランクインしています(国内18位の巨大古墳)。5世紀初頭の築造で、周濠が築かれ、周堤には陪塚の室ネコ塚古墳が築かれ、こちらも日本屈指の巨大な方墳で、被葬者の強大な権力を示しています。

葛城地方最大の前方後円墳

室宮山古墳

石棺、石室から勾玉・管玉などの玉類、刀剣、鉄剣、神獣鏡(唐草文帯二神二獣鏡)などが出土しています。
墳丘は3段築成で、円筒埴輪・朝顔形埴輪が巡らされていたことがわかっています。

後円部にある南石室は、竪穴式石室に納められた長持形石棺(ながもちがたせっかん)が見学できるため、これを目的に全国から見学者が訪れています。
蓋の全長3.77mという大きなもので、蓋石上面には8区画の亀甲形装飾が施されています。

5世紀初頭に南葛城の地に、突如現れる巨大な前方後円墳で、葛城国造(かずらきのくにのみやつこ)に関連した首長の墓と推測でき、葛城氏の祖とされる葛城襲津彦(かずらきのそつひこ)だと考える説が有力です。

景行天皇(第12代)から仁徳天皇(第16代)に5代の各天皇に仕えたという伝説上の忠臣・武内宿禰(たけしうちのすくね)の陵墓と考える人もいますが、武内宿禰の実在性には疑問符がついています。

室宮山古墳の後円部に隣接する八幡社に「室秋津島宮阯」(むろあきつしまのみやあと)の碑が立つのは、『日本書紀』『古事記』に孝安天皇の皇居が「葛城室之秋津島宮」と記されているため。

室宮山古墳の北東にある陪塚(ばいちょう)、室ネコ塚古墳(猫塚古墳)は、一辺70mという規模を誇る方墳です。

室宮山古墳
名称 室宮山古墳/むろみややまこふん
関連HP 御所市公式ホームページ
ドライブで 京奈和自動車道御所南ICから約1km
駐車場 なし
問い合わせ 御所市総合政策部まちづくり推進課 TEL:0745-62-3001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
室ネコ塚古墳

室ネコ塚古墳

奈良県御所市にある巨大な方墳が、室ネコ塚古墳(猫塚古墳)。葛城地方では最大の前方後円墳である室宮山古墳(むろみややまこふん/5世紀初頭築造、墳丘長238m)の陪塚(ばいちょう)で、室宮山古墳の周濠に外にある周堤にのるように築かれていることか

竹内さんのルーツを探せ!

タケウチ氏には竹内氏もいれば、武内氏もいる。竹内氏はタケウチと読んだり、タケノウチと読んだりもする。数的にはタケウチと読む竹内氏が圧倒的に多く、そのルーツは地名から来たものと、神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅出兵(『古事記』、『日本書紀』

 

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