オメガ公園(対馬オメガ局跡地)

長崎県対馬市上対馬町大増、対馬北部の東岸にあるのが、オメガ公園。対馬オメガ局跡地で、かつて船舶などの位置確認に利用される東洋一の電波塔「対馬オメガ局送信用鉄塔」(昭和50年完成、平成12年解体)が建っていました。高さ454.83m、直径3mと、東京タワーの333mより100m以上も高い鉄塔がそびえていたのです。

高さ454.83mの鉄塔が対馬に建っていた!

オメガ公園(対馬オメガ局跡地)

オメガ局は、船舶や航空機で利用されていたオメガ航法(電波航法システム)のための送信局。
ノルウェー、アメリカ(2ヶ所)、フランス、アルゼンチン、オーストラリア、リベリア、トリニダード・トバゴ(カリブ海)と世界各地に8ヶ所設置されたうちのひとつが対馬オメガ局で、海上保安庁が管理していました。

現在は人工衛星を利用したGPS(全地球航空測位システム)があるため、対馬オメガ局送信用鉄塔(「オメガタワー」)は解体され、その一部をオメガ塔モニュメント広場にモニュメントとして保存されています。
解体された鉄塔の一部は漁礁として海に沈められ、高さ10mの鉄塔の基部、直径3mの鋼管、地上と塔を繋いだワイヤーの一部がモニュメントとして残されています。

平成12年に解体されていますが、平成22年9月13日に工事途中の東京スカイツリーが地上461mとなるまでは、この対馬オメガ局送信用鉄塔が記録的には日本でもっとも高い鉄塔だったのです。

オメガ公園(対馬オメガ局跡地)
名称 オメガ公園(対馬オメガ局跡地)/おめがこうえん(つしまおめがきょくあとち)
所在地 長崎県対馬市上対馬大増917
関連HP 対馬観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで 対馬空港からタクシーで1時間30分、厳原港からタクシーで1時間50分、比田勝港からタクシーで20分
ドライブで 対馬空港から約61km、厳原港から約72km、比田勝港から約8km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 上対馬観光案内所 TEL:0920-86-4838/FAX:0920-86-3813
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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