対馬琴のイチョウ

対馬琴のイチョウ

長崎県対馬市上対馬町琴(きん)の長松寺にあるイチョウの巨木が、対馬琴のイチョウ(つしまきんのいちょう)。推定樹齢1500年といわれる日本最長寿のイチョウとされ、長崎県の天然記念物に指定。大陸から日本に伝わった最初のイチョウという説もあるほどの古木です。

日本最長寿のイチョウとも

対馬北部の東海岸に位置する琴集落は、歴史的にも大陸の玄関口(対馬は九州本土よりも朝鮮半島の方が近い距離にあり、大陸文化は、朝鮮半島から対馬を経由して本土へと運ばれました)。
天智2年8月(663年10月)の白村江の戦い(はくすきのえのたたかい)で百済が滅亡した際にも、朝鮮半島の倭国人と百済遺民は、対馬を経て九州へと渡っています。

推定樹齢1500年が事実とすれば、それ以前の遣隋使、あるいは古代の交流がもたらしたイチョウだったのかもしれません。
対馬の名木として樹齢800年と推測される唐洲の大ソテツ(からすのおおそてつ)とともに昔から対馬全島で有名だった巨樹が、琴のイチョウです。

「琴のイチョウは対馬の親木、胴のまわりが三十と五尋(ひろ)」と地搗き唄に唄われ、古書には「沖より見れば茂りて山の如し」と記されています。
尋というのは両手を広げた幅で、1.8mなので35尋は63mというとてつもないサイズになってしまうので、かなりの誇張ですが、沖からは目印になる巨樹だったようです。

樹高40m、幹回り12.5m、寛政10年(1798年)、落雷のため樹幹が裂け、火災が起って幹に空洞ができていますが、樹勢は衰えていません。

対馬琴のイチョウ
名称 対馬琴のイチョウ/つしまきんのいちょう
所在地 長崎県対馬市上対馬町琴657
関連HP 対馬観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで 対馬空港からタクシーで1時間、厳原港からタクシーで1時間10分、比田勝港からタクシーで30分
ドライブで 対馬空港から約46km、厳原港から約57km、比田勝港から約18km
駐車場 8台/無料
問い合わせ 上対馬観光案内所 TEL:0920-86-4838/FAX:0920-86-3813
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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