ゴジラ像(日比谷シャンテ・合歓の広場)

日比谷の東宝日比谷ビル(「日比谷シャンテ」)北側敷地内の「合歓の広場」に置かれたゴジラ像。東宝スターの手形が貼られていることから、「スターの手形広場」とも呼ばれていますが、ゴジラ生誕40週年を記念して制作されたゴジラ像が印象的です。

ゴジラ生誕40周年を記念して造られた2.2mの像

高さ2.2m(台座含めて)の銅像で、初代ゴジラを模して、台座には1作目のラストで語られる「このゴジラが最後の一匹だとは思えない。古生物博士山根恭平 1954年11月3日」と記されたレリーフが付けられています(1954年11月3日は、映画『ゴジラ』の封切り日)。
合歓の広場が誕生したのは昭和62年なので、それ以前からゴジラはここにいるのです。

平成7年、「ゴジラ死す」がキャッチフレーズの映画『ゴジラvsデストロイア』の封切りに合わせて設置されました。
第1作『ゴジラ』へのオマージュ色が濃い映画でしたが、40周年という背景があったのです。
ちなみに、この『ゴジラvsデストロイア』は、制作の田中友幸、音楽・伊福部昭、特技監督・川北紘一、ゴジラのスーツアクター・薩摩剣八郎が関わる最後のゴジラ映画にもなっています。

日比谷近くには、初代ゴジラが破壊し「ゴジラの聖地」ともいわれる日本劇場(有楽町センタービル=有楽町マリオン)もあり、ゴジラファンにも注目のエリアです。破壊された映画館の日劇は、TOHOシネマズ日劇となって有楽町マリオン内に入っています。
ゴジラファンは、ゴジラ映画の封切りに、このTOHOシネマズ日劇見るというこだわりの人も多いとか。

映画『ゴジラ』(昭和29年公開)

昭和29年に東宝が公開した特撮怪獣映画『ゴジラ』。ビキニ環礁の核実験に着想を得て製作した映画で、初代のゴジラは高さ50mという設定。観客動員数は961万人を記録し、翌年には早くも『ゴジラの逆襲』が公開されています。

1作目の作品では、国会議事堂、銀座松屋、松坂屋銀座店、旧都庁、勝鬨橋などがゴジラに破壊されていますが、和光を無断で破壊・炎上させたことで、銀座和光からクレームが付いたというエピソードが残されています。

以降、実在する建物を破壊する際には必ず所有者の許可を得るようになり、後には「ぜひ破壊してください」というオファーが寄せられるようになったとのこと。

制作・配給:東宝
原作:香山滋
監督:本多猪四郎
特技監督:円谷英二
出演:宝田明・河内桃子・平田昭彦・志村喬ほか
音楽:伊福部昭
スーツアクター:中島春雄

ゴジラ像(日比谷シャンテ・合歓の広場)
名称 ゴジラ像(日比谷シャンテ・合歓の広場)/ごじらぞう(ひびやしゃんて・ねむのひろば)
所在地 東京都千代田区有楽町1-2-2
電車・バスで 東京メトロ日比谷線・千代田線日比谷駅から徒歩2分。JR有楽町駅日比谷口から徒歩5分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

【待ち合わせ場所/日比谷】シャンテ前・ゴジラ像

2022年10月6日

 

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