2024年2月9日(金)〜2月11日(日)、秋田県男鹿市で『第61回なまはげ柴灯まつり』が行なわれます。男鹿市北浦の真山神社(しんざんじんじゃ)で行なわれるこの行事、国の重要無形民俗文化財に指定され大晦日に行なわれる民俗行事「男鹿のナマハゲ」と1月3日の神事「柴灯祭」(せどまつり)を組み合わせた冬の観光イベント。
『なまはげ下山』がハイライトシーン
なまはげと柴灯祭が同時に楽しめる贅沢な行事で、毎年2月第2金・土・日曜に真山神社で行なわれています。
鎮釜祭・湯の舞から始まり、なまはげ入魂、行事再現、太鼓や踊り、下山・献餅に至るまで、なまはげを堪能することができます。
3日間ともほぼ同じスケジュールで、18:00には広場入口で大釜に湯を沸かし神官が呪文を唱えながら「わらボウキ」で湯をかき回す湯立て神事『湯の舞・鎮釜祭』が行なわれ、その後18:20に参道入口で『なまはげ入魂』(若者達が面を宮司から授かり、なまはげと化す行事)、18:35〜神楽殿で大晦日に行なわれる民俗行事「男鹿のナマハゲ」の再現、18:55〜会場になまはげが乱入し境内を暴れ回る『里のなまはげ乱入』となります。
さらに19:05~神楽殿で『なまはげ太鼓』、『なまはげ踊り』と続き、19:25~松明(たいまつ)をかざしたなまはげが法螺貝(ほらがい)を合図に真山から下る『なまはげ柴灯まつり』のハイライトシーン『なまはげ下山』を迎えます。
19:50~参道で、神に献ずる護摩餅(ごまもち)を神の使者なまはげに進ずる儀式『献餅』(けんぺい)も行なわれます。
神官の捧げる柴灯火で焼かれた大餅には神力が宿り、なまはげは触れることができません。
ようやく護摩餅を手にしたなまはげは、神の元へ帰って行くのです。
20:00~市内各地区の特色あるなまはげが神楽殿・広場に乱入する『里のなまはげ乱入』。
神楽殿前では『護摩餅配り・記念撮影会』も行なわれます。
柴灯火で焼いた大餅を切り分け、なまはげが配る護摩餅は、災難除去の御護符(おごふ)としてご利益があるとのこと。
「男鹿のナマハゲ」、能登のアマメハギ(石川県輪島市・能登町)、甑島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)など全国の来訪神行事10件が「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されています。
第61回なまはげ柴灯まつり|男鹿市|2024 | |
開催日 | 2024年2月9日(金)〜2月11日(日) |
所在地 | 秋田市男鹿市北浦真山 |
場所 | なまはげ館 |
関連HP | なまはげ柴灯まつり公式ホームページ |
電車・バスで | JR秋田駅から臨時有料バスで約2時間 |
ドライブで | 秋田自動車道昭和男鹿半島ICから約32km |
駐車場 | なまはげ館大駐車場、なまはげオートキャンプ場、男鹿温泉結いの宿別邸つばき駐車場など |
問い合わせ | なまはげ柴灯まつり実行委員会(男鹿市観光課) TEL:0185-24-9220 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
画像協力/男鹿なび
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