2024年4月17日(水)~5月6日(月・祝)、神奈川県海老名市にある小田急電鉄「ロマンスカーミュージアム」1階のロマンスカーアカデミアで、「立体イラスト作家 杉本聖奈作品展『鉄子な絵日記®』~小田急線の風に乗って~」が開催されます。
人と鉄道が織りなす世界を巧みに表現
神奈川県鎌倉市を拠点に活動し、鉄道が大好きという立体イラスト作家の杉本聖奈(すぎもとまりな)さん。
杉本聖奈&Nan-na工房は、「人と鉄道が織りなす世界を表現し、鉄道と利用者に活力を与える創作活動」として、国土交通省が鉄道に関する優れた取組に対して表彰する日本鉄道賞第17回特別賞を受賞しています。
その選考理由は、「日本各地の鉄道に乗車し、鉄道の絵を描き続けている杉本聖奈さんの作品は、車両とともに車内の乗客の姿をとらえ、それぞれの表情を丹念に描き込まれ、様々な人が乗車する様子からは鉄道に乗る楽しさが伝わってきます。『鉄道の表情は乗客がつくる』という一貫したコンセプトのもと、オリジナルの視点で制作された数々の作品と創作活動は多くの人々に鉄道の新たな魅力に気付かせ、伝えるもの」だから。
ロマンスカーミュージアムで開催される作品展なので、小田急ロマンスカーが主役なのですが、実は、「鉄道の表情は乗客がつくる」ということから、乗客としての目線で描かれる作品から、新たなロマンスカーの魅力を感じ取ることができるのです。
『聖奈(まりな)の絵はコトバ』(杉本聖奈=絵/杉本香苗=著/中央法規)は、「聴覚障害+発達障害の子がイラスト作家になるまで」というサブタイトルがあるように、聴覚障害者の杉本聖奈さんが、絵を描くことで思いを「伝え合う」ことができるようになり、イラスト作家として活躍するまでの道のりを母親・杉本香苗さんの愛情あふれる文章と娘・聖奈さんの温かみのあるイラストで描いた名著。
杉本聖奈さんとって、日常は「今も新たな発見の日々」で、絵は情報伝達のビビットな手段ということに。
その研ぎ澄まされた感覚によって創作される立体イラストが、人々に感動を与えるのです。
杉本聖奈さんの作品展では、鑑賞する人にも感動とともに「新たな発見」が生まれることでしょう。
作家・杉本聖奈さん在廊予定日は、4月17日(水)、19日(金)~21日(日)、27日(土)~29日(月・祝)、5月3日(金・祝)~6日(日)。
作品展はロマンスカーミュージアムの入館料のみで鑑賞できます。
立体イラスト作家 杉本聖奈作品展「鉄子な絵日記®」~小田急線の風に乗って~ | |
開催日時 | 2024年4月17日(水)~5月6日(月・祝) |
所在地 | 神奈川県海老名市めぐみ町1-3 |
場所 | ロマンスカーミュージアム |
関連HP | ロマンスカーミュージアム公式ホームページ |
電車・バスで | JR・小田急・相鉄本線海老名駅から徒歩すぐ |
駐車場 | なし |
問い合わせ | ロマンスカーミュージアム TEL:046-233-0909 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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