香川県香川郡直島町、瀬戸内海に浮かぶ直島(なおしま)は、国際的アーティスト、草間彌生(くさまやよい)の『赤かぼちゃ』がシンボルの「現代アートの聖地」。毎年『瀬戸内国際芸術祭』の会場となり、多くの旅人を集めています。そんな直島の不思議スポットが、海岸にある恵美須神社の埋没鳥居です。
鳥居の笠木部分に石を乗せるという験担ぎも簡単!
香川県では、観音寺市にある高屋神社の「天空の鳥居」に注目が集まっていますが、直島にある埋没鳥居は、桜島(鹿児島県鹿児島市)の黒神埋没鳥居のように砂に鳥居が埋まったもの。
黒神埋没鳥居は、大正3年1月12日の桜島大正大噴火で火山灰に埋もれた高さ3mの鳥居。
直島の埋没鳥居は直島の南岸、琴弾地海水浴場(ごだんじかいすいよくじょう)にある鳥居。
砂に埋もれて人の背丈ほどのミニ鳥居になっているのです。
沿岸流による砂の堆積で今の高さになったもので、鳥居の笠木部分に石を乗せるという験担ぎもしやすいことから、笠木の上には石が並んでいます。
琴弾地海水浴場が直島唯一の海水浴場となっているのも、この砂の堆積で遠浅のビーチができているから。
まさに自然と人工物が一体となったアートですが、近くには草間彌『南瓜(黄かぼちゃ)』もあるので、あわせて鑑賞を。
「現代アートの聖地」直島に、不思議な埋没鳥居が! これもアート作品!? | |
所在地 | 香川県香川郡直島町積浦 |
場所 | 直島・恵美須神社鳥居 |
電車・バスで | 高松港から四国フェリー、本四フェリーなどで20分、直島宮ノ浦港下船、タクシーで10分 |
ドライブで | 直島宮ノ浦港から約4km |
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