新潟県新潟市中央区、西海岸公園の海側に広がる海岸線が寄居浜海岸。江戸時代、新潟町の名所でもあった砂丘海岸・寄居浜。砂防のために砂丘地帯松の植林が始まって以来、内陸に新たな耕地が広がっていったのです。そんな歴史を今に伝えるのが寄居浜海岸です。
新潟砂丘の海側は、波浪打ち寄せる海岸線
現在の寄居町は、海岸線よりもかなり内陸に位置し、エリアも限定的なため、あまり想像がつかないのですが、実はかつての寄居地区は、非常に広大な村でした。
寄居浜には夏には茶屋も店開きし、地引き網などを行なったりと、地元の人たちの憩いの場となっていました。
しかし海岸の侵食が激しく、今の汀線は、明治中期よりも180mも後退。
冬は激しい波浪の影響があり、海岸決壊対策が取られた結果、今では砂浜が少なく、テトラポットが並ぶ海岸に変わり、夏でも遊泳禁止となっています。
寄居浜海岸の後背地(砂丘列)には現在、西海岸公園が整備されり、夕暮れの寄居浜を散策した様子を、童謡の歌詞に託した北原白秋の『砂山』詩碑など、往時の寄居浜の一端を垣間見ることができます。
寄居浜海岸 | |
名称 | 寄居浜海岸/よりいはまかいがん |
所在地 | 新潟県新潟市中央区西船見町ほか |
電車・バスで | JR白山駅から徒歩30分 |
ドライブで | 磐越自動車道新潟中央IC、北陸自動車道新潟西ICから約6km |
駐車場 | 西海岸公園駐車場(763台/無料)を利用 |
問い合わせ | 新潟市中央区役所建設課 TEL:025-223-7420/FAX:025-228-1260 |
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