毎年6月下旬~7月上旬、9月下旬~10月上旬、新潟県魚沼市堀之内、JR上越線・越後堀之内駅南側の丘陵地帯にある月岡公園の一角、月岡公園花ひろばで、『月岡公園ゆりまつり』を開催。魚沼市は新潟県内最大のユリの産地で、とくに露地ユリ切花栽培が盛んです。
「ユリのまち魚沼市」のシンボルゾーンで1万本のユリが咲く
ユリの国内作付面積は659ha、出荷量は1億1480万本(令和3年産/農林水産省)で、都道府県別出荷量は、埼玉県が21%で最も高く、次いで新潟県と高知県がそれぞれ10%、千葉県が6%、北海道が5%の順(5道県で全国の半数を占有)。
ユリの出荷量国内2位の新潟県内最大のユリの産地が魚沼市で、生産量の6割〜7割を占める一大生産地となっています。
豪雪地帯の魚沼ですが、無雪期の限られた期間に、収益性の高い農業ということで目をつけたのがユリ栽培。
秋に球根を植え付け、春に開花するユリですが、豪雪地帯のため、出荷が遅くなり、埼玉県、高知県のユリが市場になくなりかけた頃に出荷されるので、価値が高まったというわけです。
さらにカサブランカを中心に球根冷蔵技術の確立(輸入した球根を1年間かけて養成し熟成させてから使用する)で6月から12月まで夏場の長期栽培形態と、 「雪室」という自然冷熱による鮮度管理を実現、出荷調整もできるようになったのです。
しかも同じ魚沼市内でも標高差による気温差を活かして、各地区のユリが順番に咲くように調整してもいるのです。
魚沼市の誇る豊かな雪解け水が育む3つの特産品「スリーホワイト」が、「魚沼コシヒカリ」、「えのきだけ」、そしてユリの花「カサブランカ(雪華美)」。
実際には、ハウス内に咲くので、一面に咲くユリの花を鑑賞できる場所はありません。
もっと魚沼のユリをPRしようというのが、ユリを栽培する月岡公園花ひろばです。
ユリ畑は夏と秋に、上下段と2つの畑に分かれて咲きます。
初夏には1日限定ですが『月岡公園ユリまつり』も開催され、ユリの切花直売、地場野菜などの販売、地元商工会の「うまいもの市」が開催されています(ただし『月岡公園ユリまつり』開催日と満開日が不一致のこともあります)。
月岡公園花ひろば(ユリ畑) | |
名称 | 月岡公園花ひろば(ユリ畑)/つきおかこうえんはなひろば(ゆりばたけ) |
所在地 | 新潟県魚沼市堀之内2012 |
関連HP | 魚沼市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR越後堀之内駅から徒歩20分 |
ドライブで | 関越自動車道堀之内ICから約5km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 魚沼市観光協会 TEL:025-792-7300/FAX:025-792-7200 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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