横須賀しょうぶ園

神奈川県横須賀市阿部倉にある横須賀市立の公園が、横須賀しょうぶ園。通年開園する公園で、4月～6月のみ有料に。メインのシーズンはハナショウブが開花する5月下旬～6月下旬で、『花しょうぶまつり』が開催されます。ゴールデンウィークは藤のシーズンで、例年、休日には多くの人出で賑わいます。

「しょうぶ苑」のほか、ふじ苑、しゃくなげ苑、すいれん池が

11品種、250本の藤が咲く「ふじ苑」（「しょうぶ苑」を見下ろす斜面の大部分は、「ふじ苑」）は、4月下旬〜5月上旬が見頃で、『ふじまつり』期間中には汐入駅から直行バスが運行。
「ふじ苑」には見事な藤棚や藤のトンネルなどがあり、人気があります。

46品種1550本が咲く「しゃくなげ苑」は、4月～6月に開花し、5月下旬～6月下旬には412品種、14万株のハナショウブが3.8haの菖蒲田に咲き競います。
無料期間となる7月にはすいれん池のスイレンも咲き、被写体としても人気。

『花しょうぶまつり』期間中には、早乙女姿の花摘み娘も登場しますが、ハナショウブは1本の茎に2つの蕾（つぼみ）が付き、咲き終わった一番花の花がらを摘むことで二番花がきれいに咲くので、花摘み娘が咲き終わった花を丁寧に摘んでいるのです。

横須賀しょうぶ園の場所は、阿部倉の丘陵から南東へと延びる尾根の先端部に位置し、三浦氏の本拠・衣笠城（三浦義明）の支城で、家臣の平佐為重の城館（平作城）があった地。
平安時代末に築城された城館のため、遺構は残されていません。

すいれん池を堰き止める堰堤の名は、城の腰堰。
この城の腰という名は、平佐為重の城館（平作城）に由来しています。

横須賀しょうぶ園『花しょうぶまつり』｜2023

2023年6月1日（木）～6月30日（金）9:00～19:00、神奈川県横須賀市の横須賀しょうぶ園で『花しょうぶまつり』を開催。総面積3.8ha、412種14万株というハナショウブが開花し、例年は、6月中旬頃が見頃となります。6月3日（土）