みもすそ川公園

関門海峡、壇之浦に臨むのがみもすそ川公園。平家滅亡の舞台となった壇之浦合戦では、御裳川(みもすそがわ)沖は、幼帝・安徳天皇が入水した場所でもあるのです。関門海峡の最狭部に位置する一帯は公園となって関門橋(かんもんきょう)を見上げる絶景の地に。また、関門トンネル人道の入口もあります。

平家滅亡の舞台となった古戦場跡の公園

長州藩の大砲のレプリカが5門並んでいます

現在、御裳川は河口付近が暗渠(あんきょ)となり、川を見ることができませんが、壇之浦合戦で、錨(いかり)を背負い安徳天皇を追って海中に沈んだ平家の大将・平知盛(たいらのとももり)にちなんだ「海峡守護の碇」(かいきょうしゅごのいかり)が立てられています。

源義経(八艘跳びの姿)・平知盛(錨を担いだ姿)両雄の像は日没~22:00にはライトアップも実施。

また、幕末には長州藩の砲台が置かれ、馬関戦争(下関事件・下関戦争)では米仏軍艦との砲撃戦が行なわれたことでも有名。
園内にレプリカの大砲(長州砲)5門が設置されています。

「安徳帝御入水之処」碑には二位尼による辞世「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」が刻まれています。

園内には平成17年のNHK大河ドラマ『義経』出演者である滝沢秀明(源義経役)、中越典子(建礼門院徳子役)、小泉孝太郎(平資盛役)、松坂慶子(二位尼役)の銅板手形もあるので興味がある場合は、ぜひ見学を。

幼少時の一時期に下関市に住んでいたことを記念し建立された松本清張文学碑には自叙伝的小説『半生の記』の一節が刻まれ、碑の穴からは対岸の和布刈神社(めかりじんじゃ=小説『時間の習俗』の舞台)を眺望。

「歴史体感 紙芝居」上演中!
懐かしい紙芝居用自転車も忠実に再現した「歴史体感 紙芝居」を行なっています。
歴史体感・紙芝居 語り部の会のボランティアが、怪談「耳なし芳一」などを紙芝居で上演。
演目も随時変わるので、何回聞いても楽しめる仕組み。

みもすそ川公園
名称 みもすそ川公園/みもすそがわこうえん
Mimosusogawa Park
所在地 山口県下関市みもすそ川町
関連HP 下関公式観光サイト
電車・バスで JR下関駅からサンデン交通バス新下関駅方面行きで8分、御裳川下車、徒歩2分
ドライブで 中国自動車道下関ICから約4.6km
駐車場 関門プラザ駐車場(10台/無料)
問い合わせ 下関市観光政策課 TEL:083-231-1350
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
関門橋

関門橋

2018年12月19日

関門トンネル人道

2017年7月4日

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ