気象庁(甲府地方気象台)が「富士山初冠雪」の目視観測を廃止

テレビなどで毎年秋になると流れてくるのが「富士山初冠雪」のニュース。平年は10月2日に初冠雪で、2025年は10月23日でした。この初冠雪は甲府地方気象台の職員が、甲府から目視で確認するもの。気象庁は、今後は目視による観測をやめるとしているので、2026年の「富士山初冠雪」の発表はないのかもしれません。

富士吉田市は目視による「初雪化粧宣言」を継続

富士吉田市から眺めた富士山

これまでの目視の場合は、甲府か冠雪を視認できない限りは、「初冠雪」とならないので、山頂部が雲に覆われている常態の日には、仮に雪が積もっていても発表はないことに。
気象庁は2026年秋から、レーダーやアメダスのデータを基に雪が積もったことを推定して発表する方法に変更するとしているので、以前よりは正確ですが、「富士山初冠雪があったので富士山を見たら、確かに白かった」というような臨場感あふれる体験ができなくなることに。
「富士山初冠雪」の発表で富士山を見ても雲の中というケースも生じることに。

甲府地方気象台は、初霜、初氷の観測も、2025寒候期をもって終了しているので、合理化の一貫ということで、目視というアナログな観測には終止符が打たれることに。

なお「富士山初冠雪」に関しては、2006年から富士吉田市富士山課が目視による観測で、「初雪化粧宣言」を出していますが、こちらは目視観測と宣言を継続するとしており、「発表日には冬の装いとなった富士山に目を向けてほしい」としています。
2025年は10月23日に発表しているので、甲府地方気象台と同日でした。

ちなみに初冠雪(「初雪化粧」)の定義は、その年の最高気温を観測した日より後、山頂付近が積雪で初めて白く見えることです。
富士山などは稀に初夏(6月)などにも降雪を見ることがありますが、その場合は初冠雪になりません。

気象庁(甲府地方気象台)が「富士山初冠雪」の目視観測を廃止
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