善五郎の滝

善五郎滝

乗鞍高原を流れる小大野川の三大滝(善五郎の滝、番所大滝、三本滝)のひとつで、ほかの滝と同様に乗鞍火山から流出した溶岩流の末端(標高1525m)に懸かる滝が善五郎の滝。落差21.5m、幅8mで水量豊富な名瀑。探勝の起点は、休暇村乗鞍高原の本館前から、鈴蘭方面に県道を500mほど歩いたすずらん橋です。

乗鞍岳をバックに乗鞍高原を流れ落ちる名瀑

善五郎滝

善五郎の滝という名は、釣りの名手・善五郎が大きな岩魚がかかり、あやうく滝壺に引き込まれそうになり、滝には近づかないほうがいいと村人に伝えたことに由来するのだとか。

すずらん橋そばの駐車場から遊歩道を5分ほど歩くと、細い道を下った先に滝見台があります。
滝見台からは、乗鞍岳をバックに流れ落ちる滝の全容が見られ、晴れた朝なら滝に虹がかかることも。
善五郎の滝のさらに100mほど下流には善五郎の滝を上回る大きな無名の滝(国土地理院の地形図を参照)があります。

牛留池とセットで探勝するのもおすすめで、善五郎の滝の前を谷底まで下り、川を渡って対岸へと登り返す「自然の道」を30分ほど歩けば、休暇村乗鞍高原の牛留池入口に出ます。
そこから牛留池を周回して、すずらん橋の駐車場まで戻って30分。

所要1時間少々で周回できます(ただし時間的、体力的には個別に往復したほうが短縮できます)。

善五郎の滝
名称善五郎の滝/ぜんごろうのたき
所在地長野県松本市安曇番所
関連HPのりくら観光協会公式ホームページ
電車・バスで松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス乗鞍山頂行き、国民休暇村行きで59分、国民休暇村下車、徒歩15分で滝見台
ドライブで長野自動車道松本ICから約40km
駐車場50台/無料
問い合わせのりくら高原観光案内所 TEL:0263-93-2147
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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