長野県木曽郡王滝村、御岳湖畔の王滝地区から田ノ原天然公園へと登る、御岳スカイライン(林道黒石線)の御岳山3合目近くにある滝が、新滝。近くにある清滝とともに、御岳講の行者が、禊(みそぎ)を行なう場所として知られています。滝の裏側は洞窟状で、内側の洞窟側から滝を見る裏見の滝にもなっています。
御嶽講の水垢離の滝で、裏見の滝にもなっています
田ノ原天然公園へと登る御岳スカイライン(林道黒石線)の路肩にある駐車スペースに車を置き、沢沿いに続く山道を5分ほど登ると、断崖から落下する落差30mの新滝。
寛政6年(1794年)、武蔵の行者(三峰山観音院で修行)・普寛(ふかん)により王滝口が開かれると、御嶽信仰は全国に広がっていきましたが、登拝前の水垢離(みずごり)の地となったのが、3合目に位置する新滝と清滝です。
バス停3合目から清滝、新滝へと通じるかつての登拝道も現存し、バス停滝上、バス停十二権現へと通じています。
新滝近くには御岳講の人々が寝泊まりする小屋もあり、厳かな雰囲気。
御嶽講の行者が岩窟に籠り、御嶽山登拝の前に必ず心身を清め、修行した神聖な場所で、新滝不動明王、八大龍王が祀られています。
精進潔斎(しょうじんけっさい)の地で、今でも修行のため、新滝に打たれる信者を目にすることもあります。
厳冬期には見事な氷瀑となります。
清滝とともに日本遺産「木曽路はすべて山の中 ~山を守り 山に生きる~」の構成資産にもなっています。
新滝 | |
名称 | 新滝/しんたき |
所在地 | 長野県木曽郡王滝村御岳高原 |
関連HP | 王滝村公式ホームページ |
ドライブで | 中央自動車道伊那ICから約56km。長野自動車道塩尻ICから約69km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 木曽おんたけ観光局王滝観光総合事務所 TEL:0264-48-2257 |
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