寝覚の床

寝覚の床

中山道・木曽路の景勝、寝覚の床(ねざめのとこ/長野県上松町)は、花崗岩の柱状節理でできた奇岩がそそり立ち、木曽川の澄んだ水が流れる国の名勝。浦島太郎が放浪の末、この岩の上で昼寝をし、玉手箱のことを思い出して目を覚ましたという伝説が名前の由来になっています。上流に木曽ダムが設けられ、街道時代に比べ水位が下がっています。

木曽八景「寝覚の夜雨」に選ばれる景勝地

木曽の棧(きそのかけはし)、赤沢自然休養林などとともに日本遺産「木曽路」の構成資産にもなる寝覚の床。

国道脇に寝覚の床美術公園が整備され、この駐車場に車を入れて探勝を。
浦島太郎の伝説を今に伝える臨川寺(りんせんじ=宝物館には浦島太郎釣り竿を収蔵)境内からのルートもあり、距離的には臨川寺境内からが最短。
遊歩道を歩けば、花崗岩の上に建つ浦島堂まで到達できます。
雨後の増水時は、遊歩道が閉鎖されるので、国道19号沿いから眺望を。

ちなみに臨川寺の住職の名が、見浦なのは、「浦島太郎を見た」からなのだとか。

江戸時代の後期に近江八景を模して定められた木曽八景は、「棧の朝霞」、「寝覚の夜雨」、「風越の青嵐」、「駒ヶ岳の夕照」、「小野の瀑布」(上松町)、 「徳音寺の晩鐘」(木曽町)、「御嶽の暮雪」は(木曽町、王滝村)、「与川の秋月」(南木曽町)です。

寝覚の床
すぐ横を走る中央西線の車窓からも見学できます
寝覚の床
名称寝覚の床/ねざめのとこ
所在地長野県木曽郡上松町上松
関連HP上松町観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR上松駅からおんたけ交通バス立町・倉本行きで5分、ねざめ入り口下車、すぐ
ドライブで中央自動車道中津川ICから約50km
駐車場町営寝覚駐車場(80台/無料)
問い合わせ上松町観光情報センター TEL:0264-52-1133/FAX:0264-52-4180
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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