長野県北佐久郡立科町芦田、白樺湖・女神湖と小諸を結ぶ 長野県道40号(諏訪白樺湖小諸線)沿いにある古社が、蓼科神社里宮(たてしなじんじゃさとみや)。古代から信仰の対象だった蓼科山ですが、山頂には蓼科神社奥宮(本宮)が鎮座し、山麓の県道沿いに里宮があります。
蓼科山の古代信仰を今に伝える社
古代の東山道(とうざんどう=奈良時代に東国と平城京を結んだ幹線道路)が通っていた立科町・白樺高原ですが、旅人が見上げて畏怖の念を抱いたのが蓼科山。
平安時代に編纂された『日本三代実録』には、陽成天皇の元慶2年(878年)に正六位から位がひとつ上がって従五位下を授けられていることが記されているので、平安以前の創建であることが判明します。
古代には蓼科神を祀っていましたが、現在の祭神は、山頂に高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、里宮に大巳貴命(おおなむちのみこと)、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。
古来、蓼科山は高井山、飯盛山とも呼ばれており、明治8年に蓼科神社と改称されるまで、神仏習合時代には高井大明神と呼ばれ、里では飯盛神(いいもりがみ)、八王子権現、八塩権現とも称されていました。
高井明神は上州の赤城山などにも祀られる水源の神様。
遠くから眺める姿から飯盛山、高所の水という意から高井山というわけです。
里宮の参道入口には神代杉もそびえ立っていて、荘厳。
蓼科神社里宮 | |
名称 | 蓼科神社里宮/たてしなじんじゃさとみや |
所在地 | 長野県北佐久郡立科町芦田高井424 |
ドライブで | 上信越自動車道佐久ICから約22km |
駐車場 | 10台/無料 |
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