唐沢鉱泉

長野県茅野市豊平、八ヶ岳山中、天狗岳を源とする角名川沿いにある一軒宿の秘湯が、唐沢鉱泉（からさわこうせん）。標高1860m（源泉は1870m）という日本屈指の高所温泉で、「日本秘湯を守る会」会員。それでいて車で到達できるという貴重な温泉宿です。

珍しい二酸化炭素泉でポカポカに！

部屋はすべて和室で23室、ゴルフ場にも近いため、温泉好きのゴルフ仲間の宿泊もあるのだとか。
温泉は、敷地内から毎分600リットルの豊富な源泉が湧出。
ただし、泉温は10度というまさに鉱泉のため、沸かし湯になっています。
泉質は、日本では温泉全体の0.6％しか存在しないという珍しい二酸化炭素泉。

湯船に入ると小さい泡が体に付着しますが、これが炭酸ガスの泡で毛細血管を拡張し、血行が良くなるのです。
加温すると成分が気化してしまうため、最適の利用方法は源泉を浴びること。
低い温度でも血管拡張の機能は保たれるので、湯上がりはポカポカに。
3m近い巨岩の上から流れ落ちる打たせ湯は源泉なので、ぜひお試しを。
湯船は温めのと熱めの2つ用意されていますが、温泉の効果を存分に味わうなら、迷わず温めの選択を。
宿の人も「温めの湯にゆっくり入ってください」とアドバイスしています。

夕食は地の食材を活かした手作り料理ですが、特別料理として、名物の猪鍋（いのししなべ）、鹿料理も用意。

唐沢鉱泉を起点に、八方台コース（南八ヶ岳と中央アルプス、南アルプスを眺望／往復2時間）、第1展望台コース（南八ヶ岳と北アルプスを眺望／往復3時間）、唐沢ナメ滝コース（往復1時間）などもあるので、連泊するのもおすすめです。
宿泊料金が手頃なので、滞在にも向いています。

日本の高所温泉 標高TOP10

日本の高所温泉を標高別に1位〜10位までを紹介。温泉分析書にある源泉名が異なれば、ひとつの温泉に認定し、温泉分析書が確認できない（脱衣所などに掲示がない）温泉施設に関しては、国土地理院の地形図の♨マークのある場所（温泉法に定め

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