JAXA臼田宇宙空間観測所

JAXA臼田宇宙空間観測所

長野県佐久市、蓼科山の山腹、片貝川沿いの高台にあるのが、JAXA臼田宇宙空間観測所(じゃくさうすだうちゅうくうかんかんそくしょ)。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の施設で、直径64mのパラボラアンテナは日本最大。施設外観見学、展示室見学が可能。

直径64m、日本最大のパラボラアンテナが稼動

JAXA臼田宇宙空間観測所

昭和61年のハレー彗星の最接近時に備え、昭和59年10月、ハレー彗星を観測する探査機「さきがけ」、「すいせい」を追尾するために設置された施設で、超遠距離にある探査機からの微弱な信号を受信するため、都市雑音などの妨害電波が少ない、蓼科山腹が選ばれたもの。
建設候補地は10ヶ所ほどありましたが、空気の澄んだ高地であり、寒冷地でありながらも冬季の積雪が少なく、宇宙観測に適している場所というのが選定の理由。

その後の火星探査機「のぞみ」、小惑星イトカワを探査した「はやぶさ」、月周回衛星「かぐや」、小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」、金星探査機「あかつき」でも活用され、小惑星「りゅうぐう」からサンプルを持ち帰った「はやぶさ2」も、臼田宇宙空間観測所の64mパラボラアンテナで運用していました。

パラボラ(parabola)とは放物線のことで、パラボラアンテナは、放物曲面をしたアンテナの意。
パラボラアンテナの利得(gain/ゲイン)は半径の2乗に比例するため、一般的な10mの大きさのパラボラと比較して40倍の利得があることになります。
主鏡の直径が64m、総重量が1980tという巨大なパラボラアンテナを製造したのは、三菱電機で、このように深宇宙探査機の追跡管制を目的として設置されている大型のパラボラアンテナは、国外でもアメリカのNASA(アメリカ航空宇宙局)、ヨーロッパのESA(欧州宇宙機関)、そしてロシアのIKI(ロシア宇宙科学研究所)しか保有していません。

ちなみに、日本最大のパラボナアンテナは、JAXA臼田宇宙空間観測所のパラボラアンテナで直径64m、2位は同じ佐久市のJAXA美笹深宇宙探査用地上局のパラボラアンテナで、54m、3位は長野県南牧村の国立天文台野辺山宇宙電波観測所のパラボラアンテナでで、直径45mです。

JAXA臼田宇宙空間観測所
名称 JAXA臼田宇宙空間観測所/じゃくさうすだうちゅうくうかんかんそくじょ
所在地 長野県佐久市上小田切大曲1831-6
関連HP JAXA公式ホームページ
電車・バスで JR臼田駅からタクシーで35分
ドライブで 上信越自動車道佐久ICから約27km
駐車場 あり/無料
問い合わせ JAXA臼田宇宙空間観測所 TEL:0267-81-1230
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
国立天文台野辺山宇宙電波観測所

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宇宙から到来する無数の電波をとらえ、宇宙の謎を解明すべく造られた施設が国立天文台野辺山宇宙電波観測所。戦後間もない頃に誕生した施設で、日本の電波天文学の「聖地」と呼ばれています。直径45mの電波望遠鏡1基とミリ波干渉計6基、電波ヘリオグラフ

JAXA美笹深宇宙探査用地上局

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長野県佐久市前山、蓼科山の大河原峠へと登る蓼科スカイライン途中、標高1580mの地点にあるのが、JAXA美笹深宇宙探査用地上局(じゃくさみささしんうちゅうたんさようちじょうきょく)。口径54mのパラボラアンテナが1基ありますが、このアンテナ

日本三大パラボラアンテナとは!?

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パラボラ(parabola)とは放物線のことで、パラボラアンテナは、放物曲面をしたアンテナの意。パラボラアンテナの利得(gain/ゲイン)は半径の2乗に比例するため、大型のものが最適。空気が澄んだ高所で、しかも雪が少ないという理由から、国内

 

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