穂高神社奥宮

穂高神社奥宮

穂高見命(ほたかのみこと)を祭神とする穂高神社(ほたかじんじゃ)は、安曇野市穂高に本社、上高地・明神池の畔(松本市)に奥宮があり、穂高見命が降臨したとされる奥穂高岳山頂に穂高神社嶺宮(みねみや)が鎮座しています。嶺宮を除いては有人で、御朱印を授与しています。

明神岳を遥拝する上高地の神域

穂高神社奥宮
神域となる明神池・一の池

上高地はかつては神垣内と記したように、全体が神域的な存在。
明和7年(1770年)の『穗髙嶽御造営奉加帳』にも奥宮が記され、『雨乞三齋日記』もあることから、江戸時代中期にはすでに雨乞いの神事が行なわれていたことがわかります。

明神池は、奥宮の神域で、拝観料が必要です。
奥宮は、上高地開山期間中は有人で、祈祷、特別拝観、御垣内参拝も可能。
奥宮限定授与品として、奥宮神御札、上高地守なども用意されています。
また奥穂高岳に登頂し、嶺宮を拝んできたなら、嶺宮の御朱印をいただくこともできます。

例祭は毎年10月8日で、龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)を付けた2艘のお船が明神池を一周する『御船神事』が行なわれ、祭神・穂高見命が海人族・阿曇氏の祖神(おやがみ)であること、安曇野開拓の歴史を今に伝えています。
『御船神事』とともに『日本アルプス山岳遭難者慰霊祭』も斎行されますが、穂高神社が日本アルプスの総鎮守として崇められていることから、遺族を招き、遭難者の霊を鎮めるもの。

穂高神社奥宮の参道脇には嘉門次小屋が建ち、イワナ料理が名物になっていますが、明治13年、明神池の畔に、ウォルター・ウェストン(Walter Weston/奥穂高岳の登頂は明治45年)を案内した山岳ガイドで名高い上條嘉門次(ただし、上條嘉門次が登山者を山に案内した回数は晩年の10年間を中心に20回程度しかありません)が、イワナの養殖・狩猟基地として開設したのが前身です(上高地は禁漁なので、外部から持ち込まれたイワナを使っています)。

里宮(本社)である安曇野の穂高神社からは、実は常念岳などに隠れて穂高岳を遥拝することはできません。
江戸時代の地図に「保髙嶽」と記されている穂高岳ですが、穂高連峰、さらにはその前山の常念岳などを含む広い範囲を指していると推測でき、『信府統記』にも「往古ヨリ穂高大明神ノ山ト云ヒ傳ヘテ此名アリ嶮山ニシテ登ルヿ(こと)能ハズ麓ニ大明神ノ御手洗トテアラ池ト云フアリ」と記されています。
大明神ノ御手洗が、この明神池。
往時には常念岳を越え、徳沢に至り、神が鎮まる明神岳を眺めたのだと推測でき、その霊験な雰囲気を今も留めるのが穂高神社奥宮なのです。

穂高神社奥宮
名称 穂高神社奥宮/ほたかじんじゃおくみや
所在地 長野県松本市安曇上高地
関連HP 穂高神社公式ホームページ
電車・バスで 松本電鉄新島々駅から松本電鉄バス上高地行きで1時間10分、終点下車、徒歩1時間
ドライブで 長野自動車道松本ICから約33kmで沢渡地区駐車場。路線バス・タクシーで上高地へ(マイカー規制実施中)。上高地バスターミナルから徒歩1時間
駐車場 沢渡地区駐車場(2125台/有料)
問い合わせ 穂高神社奥宮社務所 TEL:0263-95-2430
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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