関東エリアを走る私鉄特急のうち、もっともノンストップ区間が長いのは、小田急ロマンスカーの「スーパーはこね」がダントツで、新宿駅〜小田原駅の82.5kmをノンストップ。関西では近鉄特急がさらにノンストップ区間が長いのですが、関東ではこの「スーパーはこね」がダントツです。
JR在来線の特急では「ひたち」が上野〜水戸をノンストップ

「スーパーはこね」は、土休日下り2本のみのというロマンスカーの速達性を向上させる特急で、新宿9:00発の「スーパーはこね5号」は、小田原に10:00、箱根湯本に10:15、つまり新宿〜小田原を1時間で結んでいます。
これが目下、小田急の最速列車で、新宿〜小田原間の表定速度も82.5kmということに。
対する関東圏でのJR特急のノンストップは、常磐線を走る特急「ひたち」(始発は品川駅)の上野駅〜水戸駅で、なんと124.7kmも無停車区間があります。
実はこの無停車区間距離は、在来線の昼行特急としては日本一という貴重なもの。
それが首都圏にというのも価値を高めています。
特急「ひたち」は、柏駅、土浦駅に停車するものもありますが、「ひたち5号」、「ひたち7号」、「ひたち9号」などは上野〜水戸124.7kmがノンストップ。
最速の「ひたち7号」、「ひたち13号」、「ひたち19号」は1時間5分という速達性で、両駅を結んでいます。
常磐線で1958年に初めて運行された特急「はつかり」(なんと蒸気機関車牽引列車)は、上野~仙台間で水戸、平(現・いわき)にしか停車しませんでしたが、その伝統を今に引き継いだかたちです。

私鉄 VS 在来線 関東の「ノンストップ特急」無停車区間距離対決 | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag