グラバースカイロード

長崎県長崎市のグラバー園へのアクセスルートのひとつがグラバースカイロード。丘の上にあるグラバー園ですが、その最上部、旧三菱第二ドックハウス近くの第2ゲートへと到達する斜行エレベーターがグラバースカイロード。坂の多い長崎ならではのもので、長崎市が日本で初めて道路として築いた「斜行エレベーター」です。

長崎市道がなんと斜行エレベーター

グラバー園専用というわけではなく、グラバースカイロードで丘を上ると大浦小学校や住宅地が広がり、通学や住民の足として設置されたもの（グラバースカイロードの基部に商店街があり、丘の上の住民が日常的に利用）。
17人乗りとかなり大きなかご（籠）で、1階から5階まで乗降口があるのも、中間に住む住民が使うため。

実は、長崎市道相生町上田町2号線というちゃんとした長崎市道で、斜行エレベーターを降りてから垂直エレベーターに乗りつけば、グラバー園第2ゲートへと到達できます。
透明なカバーに覆われているため、長崎の絶景を眺めながらの空中散歩が楽しめるという仕組み。
垂直エレベーターの3階を出ると、グラバースカイロード展望所があり、夜には長崎の夜景を眺めることができます。

斜行エレベーターは。全長160m、高低差50m、斜度は31度というからかなりの傾斜角（所要3分39秒）。
エレベーターと平行した坂道（高低差40m、平均斜度16度）は、「相生地獄坂」と呼ばれる223段の階段で、第一相生町自治会によれば、歩いて登れば70Kcalを消費するのだとか。


逆にグラバー園から下りに使えば、終点は石橋電停近くの街となるため、東山手の居留地エリアに行くためのショートカットにも利用可能。

弥彦山クライミングカー

新潟県西蒲原郡弥彦村、弥彦観光索道（弥彦山ロープウェイ）が弥彦山の山上で運行するのが、弥彦山クライミングカー。弥彦山展望食堂、弥彦山ロープウェイの山上公園駅と弥彦山パノラマタワー）を結ぶ交通手段で、厳密には斜行エレベーター（incline