長崎県島原市、垂木台地園地にある雲仙国立公園のガイダンス施設が平成新山ネイチャーセンター。館内では雲仙火山の歴史、平成新山の誕生、平成新山を観測するシステム、火山と共生する動植物などを紹介。周辺の園地は園路が設けられ、火山災害時の緊急避難用シェルターも5ヶ所用意されています。
火山と自然との共生を学ぶ学習施設
普賢岳(ふげんだけ)は平成2年11月17日に198年ぶりに噴火活動を再開、平成3年6月3日の火砕流では、死者40人、行方不明3人、負傷者9人、建物被害179棟という、大規模な火山災害が発生。
普賢岳の火砕流は、普賢岳の北東2.5kmに位置する垂木台地を経て、千本木地区へと流れ下りました。
垂木台地は、普賢岳災害に伴う火砕流や土石流によって、被害を受け、火砕流堆積物で埋め尽くされ、一面焼け野原となった場所です。
現在では、ボランティアなどによる苗木の植樹活動が行なわれるほか、イタドリ、ススキ、ニシキウツギ、ノリウツギなどが生育し、緑の台地へとの変遷の過程にあります。
また展望台も用意され、平成新山の溶岩ドームを眺めることができます。
ちなみに島原半島ジオパークも「人と火山の共生」がテーマのユネスコ世界ジオパークで、平成新山ネイチャーセンターのある垂木台地園地は、代表的なジオサイトにもなっています。
平成新山ネイチャーセンター | |
名称 | 平成新山ネイチャーセンター/へいせいしんざんねいちゃーせんたー |
所在地 | 長崎県島原市南千本木町甲2683 |
関連HP | 平成新山ネイチャーセンター公式ホームページ |
電車・バスで | JR島原駅からタクシーで20分 |
駐車場 | 25台/無料 |
問い合わせ | 平成新山ネイチャーセンター TEL:0957-63-6752/FAX:0957-63-6753 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag